■ ローマ法王クレメンス8世がコーヒーに洗礼

 この時代、トルコからヨーロッパにコーヒーが入ってきました。教皇自身もコーヒーが好きでよく飲んでいたため、次のような真偽不明の話が生まれました。

 あるとき、ローマ教皇クレメンス8世の側近が「コーヒーはムスリム(イスラム教徒)の飲み物で悪魔のものだから禁止しては?」と進言した。 教皇は答えた。「それにしても悪魔はいいものを飲んでいる。異教徒のみの飲み物にしておくのは惜しい、いっそのことコーヒーに洗礼を授けてキリスト教徒の飲み物にしてしまってはどうだろうか」と宣言したと伝えられています。その後、キリスト教徒が抵抗無くコーヒーを飲むようになったということです。

 

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