■ 2018年6月 ブログ

アイスコーヒーはじめました。

  「アイスコーヒーはじめました。」なんてフレーズだと、2010年に「冷やし中華はじめました」で一躍大ブレークした、お笑い芸人のAMEMIYAを思い出します。彼はよくある一発芸人だと思いきや、今では結婚披露宴で、二人の出会いや、大喧嘩したエピソードなど二人の思い出を面白くしながら、最後には感動的に歌ってくれるというので、半年以上先まで予約がとれないほど大人気になっているそうです。

 そんな人気にあやかろうという訳ではないのですが、「アイスコーヒーはじめました。」と、ついつい口ずさんでしまうのは不思議なものです。もっとも、アイスコーヒーといっても以前からメニューにあり、今回は水出し用のコーヒーパックです。コロンビアSUPの豆を50g入れたパックで、半日水に漬けておけば手軽にアイスコーヒーが飲めます。

 この水出し用のコーヒーパックは、昨年にお客様からの要望もあって取り入れたもので、作り置きをできるだけ少なくし、無くなったら補充のため焙煎して作るといった具合です。商売っ気がないので常連さんにちょこちょこ買っていただいている状態で、芸人のAMEMIYAとは大違いです。

 彼が人気な理由は、曲中にでてくるエピソードを彼自身が、事前に新郎・新婦さんにアンケートをとったり、SNSから情報収集をしたりと徹底的にリサーチしているそうです。そうした家族や友人しかしらないエピソードを取り入れることで、新郎・新婦さんはもちろん、家族や友人達からも大人気なんだとか。

 そんな真似はできないものの、想い出の一杯になるようなコーヒーを淹れたいものです。

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何なんだ?

 自宅の庭のプランターに、名前の分からない植物があります。先月、中学校の恩師の所へ行った際、「これ、友人からもらった苗だけど、ツルで伸びて実がなり、その実がジャムになるらしいから作ってみろ!」と4鉢もらってきました。けれど、「名前は聞いたけど忘れた!」といいい加減な内容です。

 恩師の奥様も「あんた名前を忘れるなってあかんやら~。」とツッコまれても、「ジャムになるらしいぞ。」という言葉につられて自宅の庭に植えたものの、(植えたのは妻だけど)ツルで伸びる気配もなく、何だか大きな葉っぱだらけの植物になりました。いったい、何なんだ?って感じながらも、とりあえず花が咲くまで様子をみようと思っています。

 いったい何なんだ?と思うような飲み物がコーヒーにもあり、サードウェーブ系とやらのエスプレッソを使ったドリンクには、

□エスプレッソ・マキアート

□エスプレッソ・コン・パンナ

□フラット・ホワイト

□カフェ・ブレーヴェ

□カフェ・モカ

など、何がどの程度の分量なのかさっぱり分からないものがあるため、スターバックスでさえ注文することができず、結局、普通のコーヒーを飲むことになるのですが、まったく美味しくないのです。コーヒーの抽出方法ではなく、横文字だらけのコーヒー飲料には正直、「何なんだ?」と思っています。

 植物の方は「待ってみるか。」と成長を見守ることはできても、頻繁に新商品を繰り出すコーヒーショップにはついて行けない私です。

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お昼は朴葉寿司

 今日は午前中に朴葉寿司を作ると言っていた妻が、昼時に合わせて店まで届けてくれました。やはり作りたての朴葉寿司は少し温かで、一味違うように感じます。

 先日、「朝ドラは五平餅ばかり取り上げているが、東濃地区では「朴葉寿司」は外せないだろう。」といっていたところ、実家へ帰ってきた昨日の放送では、しっかり食卓に朴葉寿司が並んでいたので、さすが脚本家が岐阜県出身だけに、郷土色が出ておりホッとしました。

 そんな事を話しながら、せっかくお店まで来たついでに、芝生の横に植えたラベンダーの摘み取り作業を妻に手伝ってもらい、いくつかの束にまとめてもらいました。乾燥させた物を刻んで匂い袋にしようと思っています。でも、来店される方が匂いに気付かれるので、ついつい「よかったらどうぞ!」って言ってしまうため、最後まで残っているかは微妙なところです。まあ、喜んでもらえるなら、それでも良いのですが。

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見る目が変わる

 今年も我が家のお風呂場の窓に姿を現したヤモリです。ヤモリは、日本では昔から家に住み着いて害虫などを食ってくれるので「家守」とか「守宮」などと書かれ、家の戸袋などの隙間を住みかにしていて、日が暮れる頃になると灯りに集まる虫などを狙ってごそごそと出てきます。そのガラス窓を歩く姿から、足に強力な吸盤が付いているのかと思っていましたが、どうも認識が誤っていたようです。

 ヤモリの接着の仕組みは2000年に科学誌Natureで発表されており、電子顕微鏡でヤモリの指先を観察すると、足の裏には吸盤ではなく細かな毛が50万本も密生しており、さらにその先端が1001000本程度に分岐し、さらにそれらの先端のそれぞれは直径200ナノメートル程のスパチュラ(へら型)になっている、という超細密構造が判明しました。この細かなスパチュラ構造により、分子同士が吸着しあうときに発生する引力(ファンデルワールス力)と同じ作用を生じさせるのだそうです。(よくわからない。)

 ファンデルワールス力(Van der Waals force)とは、電荷を持たない中性の原子/分子間で働く凝集(吸引)力の総称で、気体が冷えて液体や固体になるのもこの凝縮力が作用するため。つまりヤモリは、カエルが吸盤で接着面の内側に真空を作り出したり、カタツムリやナメクジなどが粘液分泌で吸着する方法とはまったく異なる、分子レベルのハイテク能力で壁やガラスに吸着しているのです。(少しわかったような。)

 なんだか、ヤモリを見る目が急に変わってくるから不思議です。コーヒーにも意外に知られていないこともあり、先日、公民館講座で使用したサイフォンも、欧米ではvacuum coffee makerという名称で呼ばれています。siphonでは通じないのです。

 サイフォンという名称は、珈琲サイフォン株式会社の初代社長 河野彬によりガラス製コーヒー器具が考案され、商品名「河野式茶琲サイフオン」として販売を開始されたのが始まりのようです。河野彬さんは、もともとは医学部助手をし、海外委託生として、医療品などの販売で活躍をしていましたが、コーヒー好きの河野さんにとって、シンガポールでの珈琲は美味しくなく、それなら自分で器具を作ろうと器具の開発へつながったようです。そして、珈琲サイフォンが日本で初めて売られたのは、昭和2年日本橋のデパートで実演販売だというのが、珈琲サイフォン株式会社のホームページに記されています。

 昭和世代には、「バキューム」という言葉にコーヒーと異なる匂いを感じそうで、ちょっとビミョーな気がしてサイフォンを見る目が変わりそう。

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雨の日は通訳練習

 ワールドカップで日本がコロンビアに勝利し、朝からテレビで「勝った!勝った!」と映像の垂れ流し現象が起きています。けれど、わたしの方は無関心ではないものの、リアルタイムで試合中継を見る事もなく、いつもどおりの時間で就寝についたのです。

 そんな訳ですから、「コロンビアコーヒーを飲んでコロンビアを倒そう!」なんて気もなく、「本日のコーヒー」は、昨日がエチオピアで今日がケニアとなっています。サッカーファンには申し訳ないのですが、今の関心事は7月6日(金)の夜に行う手話通訳なのです。

 久々の手話通訳となるのは、土岐市内各地で行われる青少年育成会主催の行事の一つで、これまで土日開催のために出番がなかった分、他のサークル会員が頑張っていた姿を見ていただけに恥をかけないと思っています。

 今回の手話通訳となるのが、肥田町青少年育成会主催の大集会です。地元小中学生の合唱やマンドリン演奏や講演会と合わせ、小中学生による青少年の主張作文発表があり、全体を通して手話通訳を行うのですが、事前に原稿のある作文については、内容を把握して適切と思われる手話表現の練習をするのです。

 毎回思うのですが、自分が子供の頃には幼い文章ばかり書いていたんだろうなってことです。今でも拙い文章を後で見ていると恥ずかしくなり、ブログを書くことを止めようかと思うほどですが、子供たちの文章には同じ語句を繰り返したり、抽象的な表現を多用して曖昧な内容になっていることがあり、文章どおりに通訳すると訳が分からなくなるため、話の内容の時間経過や登場人物の位置関係を考慮しながら、簡潔に表現することが必要になります。

 そんなこともあって、今日のように朝から雨の日はお客様が少ないので、ボイスレコーダーに作文を録音し、真面目に通訳練習しようと思ってみるのでした。

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御裳(みも)神社へ

 一宮市にある『御裳(みも)神社』に行ってきました。というか、開業3周年という筋目にあたり、これまでお世話になった所へ随時ご報告に伺っており、今回は店舗建築に携わっていただいた(株)丸加木材製作所へ訪問の途中に立ち寄ったのです。
 御裳(みも)神社には、約560坪の敷地に70種類以上、約8000株の紫陽花が咲き誇り、6月9日(土)~16日(土)にはあじさい祭りが行なわれたばかりで、境内には色とりどりの紫陽花が満開となっていました。そのためか、平日にも関わらず駐車場は車でいっぱいです。
 事前に車で向かうためナビに登録しようとしたものの、読み方が分からなかったので電話番号で登録しましたが、調べてみると御裳(みも)と読むのだそうです。この地は御母板倉御厨の地であり、古来より盛んであった織物業・染色業の守護神として崇敬を集めたことから、社名を腰から下にまとった衣服の総称である「裳」の文字をつけた「御裳神社」と定められたそうです。
 東海地方には紫陽花で有名な場所が多くありますが、この「御裳神社」の紫陽花は規模が大きいわけではありません。けれど、規模の大きさよりも話題になっていたものがありました。それは、あじさい祭りの期間中、参拝の際に口や手を清める手水舎(ちょうずや)に色とりどりの紫陽花の切花が浮かべられるため、インスタ映えすると人気になっていたのです。
 私が訪問した際には普通の手水舎に戻っていましたが、特別な造作をすることなく、ちょっとしたアイデアで紫陽花の切花を浮かべただけでのものが、あっという間に話題となって多くの参拝客を増やすことになりました。お金もかけず、周りに無数に咲く花を彩りよく浮かせるだけで、人々の心をくすぐり「私も見てみたい!」と思わせるのですから、発案した人は素晴らしいものです。

 そんなアイデアが湧いてくるご利益があるよう参拝してきました。

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朴葉寿司の季節

 今年も朴葉寿司の季節がやってきました。例年この時期になると妻の実家から連絡あり、家族揃っての朴葉寿司作りが行われ、今日も妻と次女が朝から出かけて行きました。

 高山から東濃地域にかけて作られる朴葉寿司は、朴葉の大きさや中に入れる具材が各地で若干異なり、それぞれ家庭の味と言われる個性があります。偶然お客様からも恵那地域の朴葉寿司をいただいたので、中身を見比べると似ているようで若干違いがありました。どちらにせよ、お腹いっぱいなるほど朴葉寿司を堪能したしだいです。

 朴葉寿司とともに作るのが朴葉餅です。米粉を練って餡子を包み、朴葉で巻いたものを蒸し上げた餅です。朴葉の香りに包まれた素朴なものですが、朴葉寿司を食べた後のデザートという訳です。1年の内の限られた時期にだけ食べるため、これを食べると夏を迎える季節になると感じる食べ物になっています。

 朝ドラでは「吾平餅」が話題になりましたが、一年中食べられる吾平餅よりも、「朴葉寿司」の方が季節感があって良いと思うのだけれど、取り上げられることはないのかもしれません。お店で購入するのが当たり前の吾平餅と違って、家庭で作る朴葉寿司に親しみが持てるのに。

 

 

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父の日なので

 昨夜は父の日に合わせて長女からプレゼントが届き、次女が美味しいケーキを買って来てくれました。そんな事もあって、今朝はお店の前の芝生の脇に植えたラベンダーを摘み、小さな花束にして男性客へ差し上げる準備をしました。幸せのお裾分けって訳です。

 急に思いついた事もあって、自宅にあった包装紙を引っ張り出したり、お菓子用のフィルムを使って30個程作ったものの、「ちょっとチープかな?」とも思ったり。でも、これくらいが気兼ねなくもらえてちょうどいいのかもしれません。

 父の日なのでプレゼントって安易に行動したものの、オヤジからオヤジに渡すのどうよ?って思ったのですが、考えてみればラベンダーを植えたのは妻であり、元を辿れば女性からってことになるから良しとするかと自分を納得させるのでした。

 午前中の来店は昨日よりも少なく、正直「やっちまったか?」と思ったのですが、午後にはいつものような賑わいとなり、準備したラベンダーを全てお配りすることができました。「父の日ですからどうぞ。」と男性の方々に渡すと、照れくさそうにされる方や、家族から笑顔がこぼれるなど、その場の雰囲気が和むのは中々良いものです。

 「これで加齢臭が消せるか?」「お父さん、そんなんじゃあんたの臭いは消えんて!」といった会話や、「俺は加齢臭も出ないくらい枯れてるワ。」といった声など、ちょっとしたプレゼントに喜ばれる光景にホッコリするのでした。

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伝える技術

 今朝は自宅からお店に向かう時間を遅らせ、7時30分から始まるケーブルテレビの番組を見る事にしました。それは、月曜日に行った泉西公民館でのコーヒー教室を、地元のケーブルテレビが地域のニュースとして取材したからです。

 コーヒー教室として2時間程の時間を使いましたが、番組では1分半にまとめていることから、使用された映像の順番が実際と異なったりしたものの、全体の雰囲気はナレーションで上手く伝わっていると感じました。私は受講者へいかに伝えるのか?ケーブルテレビは視聴者へいかに伝えるのか?といった対称や目的が違うものの、伝える技術は大切なことであり、未熟な自分が恥ずかしくなります。

 そんな中で救われたのは、映像に流れる参加者が楽しんでいる様子や、インタビューに答える人の笑顔です。拙い講師でしたが、2時間という短い時間の中で、コーヒーを通して楽しんでいただけたんだと、「まあ、良かったんじゃないの。」と呟いてみるのでした。

 今回、撮影に訪れたケーブルテレビのスタッフは、昨年、お店紹介番組のリポーターとして来店された方でしたが、その時とは随分雰囲気が変わり、ポロシャツに三脚を担いでキビキビ動く姿がとても似合っていたのです。あらかじめ決められた原稿に合わせてリポートするよりも、一人でその場に合わせて臨機応変に取材をする様子に、「働く姿ってカッコいい!」って思ったと同時に、テレビの画面に映る自分の姿を見ながら、妻から「痩せたら?」っていつもの言葉が頭に浮かびます。

 その後、お店で開店準備をしていると、一緒にテレビを見ていた娘から家族のLINEにテレビの画像が添付され、「お父さんの勇姿。(笑)」というメッセージ。本当に笑うしかありません。

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コーヒー生豆アレルギー!?

 

 生豆商社のQ&Aコーナーを見ていると、女性の方から「焙煎時に出る煙や成分は赤ちゃんには害は無いのでしょうか。」という質問に対し、「個人的にはそれよりも生豆のダストの方が要注意ではないかと考えます。大人でも人によっては近くにあるだけでかゆみがでます。」という回答を見つけました。確かに煙を直接吸うことは、コーヒーに限らずサンマを焼いた煙も良くないと思うのですが、コーヒー生豆のダストでアレルギー反応が起きるとは今まで知りませんでした。

 

 コーヒー生豆には表面にシルバースキンと言われる薄皮があり、焙煎すると焦げて剥がれてしまいます。生豆の状態でも薄皮が一部剥がれて粉末状になり、これが呼吸器に入るとアレルギー反応を起こすようです。実際に珈琲屋さんの中にはアレルギーに困っている方もあり、マスクと手袋でハンドピックをしているといったブログを見かけました。花粉症と長く付き合っている私ですが、幸いにも生豆によるアレルギー反応がないことに安堵したしだいです。

 こうした過剰な反応はシルバースキンのタンパク質が影響するようですが、身の回りの物に対してアレルギー反応を示す人も多く、何だかやりきれない気持ちになります。

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ホタルの小径

 今夜は夕食のあとに一人車を走らせ、ホタルを見るために鶴里町の鶴里公民館まで行ってきました。妻も誘ったのですが、行く途中の道路が曲がりくねっているために敬遠されてしまい、結局、単独で向かうことになったのです。

 実は、6月16日(土)には鶴里公民館主催の「ホタルまつり」が開催され、地元の方が作る団子等の屋台があったり、プロが作る猪鍋が無料で振舞われます。また、公民館ではテノールコンサートが行われ、柿野温泉のペア入浴券が当たる抽選会もあったりするのです。しかし、人混みが苦手なこともあって、梅雨の晴れ間を見計らい、一足早くホタルを観賞しようと考えたわけです。
 鶴里町のホタルは、もちろん自然に生息しているのですが、ここまで数を増やすために10年以上前から、「鶴里ホタルの里づくりの会」や「鶴里公民館」の方が中心となり、ホタルの幼虫を約8ヶ月の間、水槽で飼育する里親を地元の小学生などに手伝ってもらっています。エサとなるカワニナ(巻貝の仲間)をホタルの幼虫に与えたりして、大事に育てられ成長した幼虫は、3月に川に放して、やがてサナギから成虫となって、この時期に川面に幻想的な光を放つのです。
 午後7時40分頃に鶴里公民館に到着し、公民館前に貼られた「ホタルの小径」の地図を頼りに歩いていきます。道の所々に「ホタルの里」のノボリが立っているので迷うことなく「ホタルの小径」にたどり着きますが、川面を覗いても光るホタルを見つけられません。「あ、いた!」と一匹光るホタルを見るけるものの、想像していた光景とは程遠いものでした。

 しばらく歩いていると、地元の方が三脚を立てて写真撮影の準備をしています。話をしてみると、「ホタルはこっち側には100匹はおるし、あんたが来た方には60匹はおるで。」「今日は風が強いけど、2日前くらいから多く出るようになったワ。」「ホタルは8時に出始め、一旦休んでまた9時によ~飛ぶ。」ということで、期待して8時まで待ってみると、本当にあちらこちらでホタルが飛び始めました。

 旅行ガイドブックに載るような、ホタルが乱舞するポスター的光景ではありませんが、子供の頃には普通に見られたくらいのホタルが直ぐ近くに飛んでいます。周りに誰もいないだけに、何だかこの空間を独り占めしたような気持ちになり、やはり早めに来て良かったと思うのでした。

 それにしても寒い!鶴里町のお客様から「鶴里はここより5度低い。」と時々言われていましたが、5度の温度差があるのかどうかは分かりませんが、半袖では長居できないような寒さでした。

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公民館講座

 数日前の天気予報では、台風の影響で朝から雨だったので、公民館の担当者の方も「警報が出たらどうしようか心配してました。」なんて言ってましたが、何のことはなく雨も降らない曇り空です。

 10時開始に間に合うよう早めに公民館に到着し、山ほどの道具を一式を取り出して準備をしていると、9時半にはチラホラ受講者の姿が見られます。焦りながら段取りを考えて並べていると、地元ケーブルテレビ局のスタッフがカメラを持って現れました。見覚えのある顔は、昨年の春にお店紹介で取材に来られた方です。その際には15分番組でしたが、今回は地元ニュースの一コマということで1分半という短いもなんだとか。

 そんなこんなで始まった公民館講座ですが、事前に考えていた内容も進行具合によって削ることとなり、自分的には消化不良といった感じなのですが、参加者にとっては普段経験できないような体験をすることができたようで、終了後は何となく満足気な様子に思え、一応、一安心といったところです。

 やはり2時間という枠の中に収まりきれないのは、自分の未熟さによるものなのですが、あれも知ってほしい、これも体験して欲しいとなると、ついつい詰め込みたくなってしまうのです。でも楽しかった。そして疲れた!

 

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そうだ、アンバシャを焼こう!

 今朝、グアテマラのコーヒー豆を購入されたからから、「グアテマラの火山噴火でコーヒー農園に影響があるんですか?」と聞かれました。以前だったら、遠く離れた国の事に興味もなかったであろに、コーヒーを通じて気になる存在になったことを、ちょっとだけ嬉しく思うのでした。

 そんなことがあって少し気分よく公民館講座の資料を印刷していると、「そうだ、アンバシャを焼こう!」と思い立ち、強力粉とスパイスを引っ張り出して作り始めたのです。遠足前の子供のように、あれも、これもと準備をしているとテンションが上がって、資料作りで整理した内容もそっちのけで、やりたいことが増えていきます。

 当然ながら2時間という枠に収まりそうもありませんが、もともと好き勝手やっているので無事に終われば大成功であり、参加者が面白がってくれさえすれば良いのです。個人的には、コーヒー教室→コーヒーの起源→エチオピア→コーヒーセレモニー(カリオモン)→アンバシャって繋がるのは妥当だと思うのだけれど。

 そんなアンバシャ作りで遊んでると、午後から女性グループが入れ替わり来店され、ケーキがどんどん減ってしまいます。「やばい!明日の分が無い!」と、平常心に戻ったのでありました。

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ボラ連の集い

 来月8日の日曜日には、「ボランティア連絡協議会の集い」が行われます。今回で2回目となるこの集いは、土岐市ボランティア連絡協議会に加盟する47団体の内、15団が土岐市文化プラザで加盟団体の紹介と発表を行い、広く市民の方々に活動を知ってもらって、興味のある方に仲間になってもらおうという企画です。
 多くの団体がそうであるように、構成員の高齢化と新規加入の不足で先細りとなる現実があり、苦肉の策として生まれた行事なのです。実際に、加盟団体数の割には「ボランティア連絡協議会の集い」へ参加する団体が少ないのは、そもそも構成員が少なかったり、団体を紹介するスキルの弱い高齢者だったりしするからです。
 そんな集いの準備のため、一応サークルの事務局を担当していることもあって、サークル紹介用のチラシと紹介動画のDVDを作成しました。会員の多くが通訳活動をしている中、土日にそうした活動できない分、多少ないとも応援しようというわけです。
 チラシはワードで作成したものを、流行りのネット印刷を利用してみました。両面カラー印刷で1枚当たり10円程度と安上がりで、思った以上に便利なうえ、何と送料無料でお得なんです。(レテビショッピングみたい)
 サークル紹介用動画には、1年間のサークル活動を組み入れたかったのですが、そもそも活動内容を動画で記録する人がいないため、過去の写真やブログに使用した画像を使い回して、約4分間の動画にまとめてみました。BGMには著作権フリーのものを使用し、ナレーションは妻に協力してもらって録音しており、素人っぽさ満載の動画になっています。

 昨晩のサークル学習会後の場で会員に視聴してもらいましたが、評判も悪くはなかったので、正直一安心といったところです。どれだけ関心が集まるか分かりませんが、少しでも役立てば良いのですが。

 こうした珈琲屋と全く関係のない分野で、何かしら関わりを持つことは大切だと思っています。人によっては芸術・文化といった分野だったり、スポーツの分野だったり。普段の自分の生き方と違う分野に関わりを持つことで、ちょっと違う視点で物事を考えたり、自分の意外なスキルに気付くことができます。

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レジュメ作り

 昨日、近畿から関東まで一気に梅雨入りしたこともあり、相変わらず雨が降ったり止んだりの空模様となっています。そんな時はお客様の足取りも鈍くなる反面、自分の方は溜まったものをやってしまう貴重な時間にもなります。

 少なくなったケーキを補充するため、ロールケーキとリンゴのケーキを焼き、マカダミアナッツ・クッキーと抹茶とチョコのクックー、ブラウニーを作って店頭販売用にパッケージに入れます。さらに、不足分のコーヒー豆を焙煎するなど、怠けていられないのです。

 そんなこんなで一息ついた後は、来週の月曜日に泉西公民館で行う、コーヒー講座のレジュメ作りです。頭の中で考えていた項目を資料にしていくと、思った以上に詰め込み過ぎて2時間で収まらなかったことが判明したり、準備すべき道具が明確になるなど、いつも適当にやっている私には大切な過程になります。

 「教える」というより、「自分が楽しむ」ことを前提にすることで、受講される方々も楽しくなればという思いがあるため、できるだけ色々な体験をしてもらいながら、「へ~!」や「は~!」といった言葉が出るよう時間にしたいと計画しています。そもそも短時間で抽出が上手くなるはずないので、「やってみようか!」「続けてみようか!」と思ってもらえれば良いのです。

 その分、準備する側としては荷物が多くなって大変なんですが、「自分が楽しむ」というモチベーションがあるので出来るというものです。さて、当日は受講者に楽しんでもらえるのでしょうか?

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ひみつ道具ではないですが

 所要で地元の郵便局へ行くと、こんなチラシを見つけました。どうやら、コーヒー器具メーカー「カリタ」とトラえもんの世界観を合わせた商品が、全国の郵便局で手に入るというもので、ロト、サーバー、マグカップ、コーヒーミル、手ぬぐいの5つのアイテムを組み合わせた6つのパターンのセットの中から、好きなものを選択する仕組みのようです。
 ちなみに、ドラえもんの世界に浸りながらコーヒータイムを楽しめるという、「ロト・サーバー・マグカップ・コーヒーフィルター各1のベーシックセットおひとりさま」は8,000円(送料・消費税込)のようです。ドラえもんのイラストが入るだけで倍近い価格になるものの、実際に「ドラえもんのひみつ道具」というわけではないので、いくら「カリタのコーヒー器具は、はじめての人でも簡単においしいコーヒーがいれられる工夫がたくさん施されています。」といっても、それなりのコーヒーになるのでしょうね。
 さらに、コーヒーミルのセットを購入すれば、「人間あやつり機」を使っているシーンがミルにデザインされているので、ハンドルをグルグル回していると、自分もあやつられている気分になったりして?(そんな訳ないか)
 アニメのドラえもんは子供のころに見ていたものの、そうしたキャラクター商品に全く興味のない私には無縁のものですが、好きな人にはたまらんのでしょうね。けれど、「ぜったい美味しくなるコーヒーメーカー」なんて夢の道具が、将来AIの技術で出来るのかもしれませんね。それでも、きっと私はハンドドリップしていると思います。

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フエゴ火山噴火

 『中米グアテマラの首都グアテマラ・シティーから南西に約40キロ離れた活火山フエゴが3日、噴火した。数十年来の規模となった噴火で、これまでに60人以上の死亡が確認され、何百人もの負傷者が出ている。』こんなニュースを見て気になったのが、コーヒー産地のアンティグアの状況でした。

 グアテマラの中でも、アンティグア地区は良質なコーヒーを産出することで世界的に高く評価されており、アグア火山、フエゴ火山、アカテナンゴ火山に囲まれた地区で、ミネラル豊富な火山性土壌でコーヒー栽培がおこなわれて、雨季と乾季のハッキリした気候や夜の冷え込みはこの地区の特徴で、世界的に高く評価されている風味の源となっています。

 素晴らしい風味の源となっているのが三つの火山であり、アンティグアから見えるフエゴ火山の画像を何度か見たこともあって、今回の噴火の影響が気になり以前から見ていた、アンティグアにあるスペイン語学校を経営している片桐真さん(片桐はいりさんの弟)のブログを覗いてみました。

 『灰の降る日曜日』というタイトル通り、当日の夜に更新されたブログには、「雷と思っていたのは、火山が噴火する音だったらしい。かなり降っている。そのうち雨も降り始めた。幸い食べ終わって帰る時にはどちらもほぼ止んでいたんだが、道は真っ黒。駐車している車、通る車を見ると、砂が積もってすごいことになっている。特に白っぽい車は悲惨な感じに見える。」といった光景が記録されていました。

  このフエゴ火山は、グアテマラにある火山では最も活発で、ほぼ毎年のように噴火しているようです。アンティグアに関するブログをチェックしていると、時々火を噴く写真を見ることが出来ます。観光客として訪れた日本人が驚いて写真を撮りまくる中、現地の人は不思議そうに見るぐらい、日常のことだとして受け入れているようです。そのそも「フエゴ」とは、スペイン語「」(または「」)を意味する訳ですから、そうした光景が当たり前になっているのかもしれませえ。

 しばらくは、現地の様子をチェックしながら見守りたいと感じたと同時に、地元から見える御嶽山の噴火の時を思い出したのでした。

 

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5月を検証してみる

 5月5日が開店記念日という事もあって、その日を挟んだ期間に何かしらのイベントを行ってきました。お店としての一つの区切りであり、お客様へ感謝の気持ちを伝えることが目的であり、何が最も良いやり方かは別として、今の自分に出来る方法で行っています。

 昨年は上旬にコーヒー豆の割引を実施し、今年は記念品をお配りしたこともあって、お客様の反応やイベントを行うことに対する意味を改めて考える機会にしたいと、6月に入ってからコーヒー豆の販売データを集計しグラフにしてみました。

 コーヒー豆の割引を行った昨年は、一定期間にとても多くの方々に利用していただき、なおかつ、自家用以外にもお使い物として購入される方もみられました。そうした反動もあってか、中旬までは販売数が落ち込む現象もあり、一か月を通すとムラのあるグラフが目につきます。

 それとは対照的に、週末にコーヒー豆の販売が増えるグラフとなっているのが今年です。記念品による偏った販売数の増加もなく、(今もお配りしています)この店としての平均的な販売状況が見てとれます。実際のところ、5月一か月間の販売数は昨年を少し上回る程度になりました。

 それなら、コーヒー豆の割引という形でのイベントには意味がないのかというと、必ずしもそう言い切れない部分もあります。確かに販売数はイベント期間中急激に増えますが、割引があることで売上金額はその分減少します。ただ、

・記念品に係る費用負担が生じる

 お客様へお配りした記念品の準備には、コーヒー豆の割引額+アルファで準備したことから、それなりの費用負担が生じた。

・来店間隔の空いた方への集客

 しばらく来店されなかった方が、コーヒー豆の割引という魅力で来店いただいたケースもあった。

・贈答用に購入されることのPR効果

 割引があるからと、親せき友人への贈答用に購入されたことから、受け取られた方へのPR効果にもなる。実際に、「〇〇さんから頂いたコーヒーが美味しかったら来ました。」という声もあった。

 そうしたイベントによる効果を見定めながらも、「お客様への感謝の気持」を最優先に考え、「もう〇年経過したんですね!」といった共感してもらえるような機会となる施策にしたいものです。実はこの、「自分たちの店」と感じてもらえるかどうかが一番大切な部分であり、この店の存在意義でもあるのです。

 そんな事を考えてみる6月の上旬なのでした。

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沖縄コーヒーへの疑問?

 6月30日(土)から7月2日(月)までの間、甥っこの結婚式に出席するため、夫婦で沖縄へ行くことになりました。そのため連続して臨時休業となり、お正月以来の休みとなります。
 三日間の内、結婚式当日を挟む前後は移動日となるため、沖縄観光の時間は短くなるものの、初めての沖縄が待ち遠しいものです。そんな訳で、沖縄に関するサイトを見ながら色々と妄想を膨らませていると、「沖縄コーヒー」という言葉に出会い、今まで「観光農園くらいのものじゃないか?」と思ってはいたものの、改めて調べてみることにしたのです。 

 しかし、調べれば調べるほど「沖縄コーヒー」に関する疑問が湧いてきましす。多くの疑問の中から、特に分からなかったものが

■沖縄で収穫されるコーヒーの生産量が分からない。

■沖縄のコーヒーに関する団体がいくつもあるのが分からない。

■そもそも沖縄で産業となるようなコーヒー栽培が可能なのか分からない。

■沖縄コーヒーの偽物って何?

 といった疑問があります。

沖縄で収穫されるコーヒーの生産量が分からない。

 日本で唯一といってよい国産コーヒーの産地である沖縄ですが、沖縄県の統計資料など行政のホームページを検索しても、コーヒー農家の数やコーヒー豆の生産量を記録したものが見つかりませんでした。沖縄県の農家の7割以上が栽培する「さとうきび」、「ゴーヤ」や「パイナップル」、「マンゴー」といった主要産業と比べても、相当規模が小さいことが想像されます。

 沖縄県全体のコーヒー生産量は分からないままでしたが、沖縄珈琲生産者組合が今年に行なったクラウドファンディングの説明文によれば、「私たち沖縄珈琲生産組合の今年度生産量は約250㎏(生豆)を予定していますが、来年度は750㎏、再来年度には3トンが見込めるようになりました」とあるのですが、全ての生産者が組合に加入している筈もなく、数字自体も来年、再来年の予想数字を見ただけでも信憑性が感じられません。いったいどの程度の規模なのでしょうか?

沖縄のコーヒーに関する団体がいくつもあるのが分からない。

 どうやら、コーヒー生産量は思っていた以上に少ないようですが、コーヒー生産量の規模にも関わらず、国産プレミアムコーヒー協会(2013年設立)、沖縄珈琲生産組合(2014年設立)、沖縄コーヒー協会(2017年設立)と乱立しているように思えてなりません。それぞれの団体の活動内容にも大きな差はないようにも感じ、なんだかよくわからないのです。

 もともと同じグループだった人たちが分裂したというコーヒー農家のブログを見たりすると、小さなエリアでどうなっているの?って思えてきます。規模が小さいからこそ纏まらなければならないと思うのですが。

そもそも沖縄で産業となるようなコーヒー栽培が可能なのか分からない。

 行政の統計資料にも出てこないコーヒー栽培が、はたして産業と言えるように成長できるのか疑問が湧いてきますが、沖縄珈琲生産者組合の次のようなブログを読んでいると夢物語に思えてきます。

 『沖縄で比較的多い栽培方法から平均的な生産者1人当たりのコーヒー生産量を下記から算出したいと思います。栽培条件(品種・栽培方法・栽培場所等)で計算数値は変わりますが、あくまで一例としてご参考頂けたらと思います。品種:ブラジル産アラビカ種ムンドノーボ(沖縄名:NewWorld1号)樹齢:6年木 樹高:1.8m 栽培方法:露地 栽培場所:一般農地(山間地を除く) コーヒー栽培単位面積:1本/坪 労働生産面積:200坪/人 コーヒーチェリーの収量:3kg/本 台風対策:低(被害率75% ※想定:沖縄本島台風上陸(風速50m/s))とすると、200坪・200本の栽培で 600㎏ のコーヒーチリーが収穫できる計算になります。コーヒーチェリー収穫後、比重選別で使えないチェリー(浮豆)が出てきます。栽培・管理方法によりその割合は10~30%あり平均の20wt%を差し引くと80kg になります。この 480kg を果肉除去・乾燥・脱穀するとおよそ 15% 程度(含水率12%前後)残るので、生豆は約 72kg になります(台風被害がないと仮定した場合)ここに台風被害を加えると 50~100% はダメになりますが 75% の被害想定とすると生産者1人当たりのコーヒー生産量は 18kg/人 (生豆)となります(台風被害がないと仮定した場合)』と、こんな具合です。

 この説明が正しいかどうか判断ができないものの、とりあえず生産者側から発信されたもので鵜呑みにすれば、コーヒーの木200本で18kgとなり、知名度のある「又吉コーヒー園」が1200本とホームページに掲載されていたのを参考にすれば、108kgってことになります。UCCハワイコナコーヒー直営農園ですら、総面積約14ヘクタールの中に約15000本のコーヒーの木があることを考えると、コーヒー農園を事業としていくには「又吉コーヒー園」のように観光事業と一体化しなければ不可能のように思えてなりません。

 沖縄県国頭村安田でコーヒー農家を営んでいる徳田泰二郎さん夫婦のコーヒー豆が、2016年11月に「スペシャルティコーヒー」に日本で初めて認定された新聞記事を読みましたが、そこでさえも、3千坪の畑に約900本を育ているとあり、コーヒー豆だけで生計を賄うのは難しいと感じます。

沖縄コーヒーの偽物って何?

 これだけ規模の小さいコーヒー栽培の沖縄で、沖縄コーヒーの偽物が販売されていることを知り、ただただ驚くばかりです。明らかな偽装表示であれば今のご時世では行政指導があるはずなのに、現実には罷り通っていることを考えれば、何か裏がありそうな感じがします。本当のところはどうなっているの?と真実が知りたくなります。

 それ以外にも不思議に感じることも多く、謎だらけの「沖縄コーヒー」です。月末に沖縄へ行くのですが、とりあえず偽物のコーヒーだけは買わないようにしようと思いました。

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