■ 2017年5月 ブログ

公民館講座の準備

 公民館講座でコーヒー教室を行うことになり、「まだまだ先だから。」と油断していたら、もう5月末となってしまい、少々焦っています。

 一応、人数分の抽出器具の準備と進め方の段取りを考え、資料を作って印刷したものの、肝心の松屋式を分かりやすく説明したチラシがありません。松屋コーヒー本店の資料は細かく説明し過ぎな感じがするし、初心者でも「やってみよう!」と思ってもらえるような簡単な物が欲しくなります。そこで、愛知県西尾市の「フレーバーコーヒー」さんが作ったチラシを思い出し、ホームページからダウンロードしました。コーヒー教室で使用するに当たって、チラシの使用許諾を得るためにフレーバーコーヒーの店主である中川さんに電話でお願いしたところ、快諾していただいたので、資料の方は準備できました。残るは当日に使用するコーヒー豆を用意するだけです。

 コーヒー教室ではペーパードリップでの抽出を体験してもらうだけでなく、生産国や品種による特徴、精製方法による違いなど、コーヒー豆を選ぶ際のポイントを実際に飲み比べてもらう計画です。限られた時間内で「コーヒーって面白い!」と感じてもらえればと思っています。

 ところで、チラシの使用を認めていただいたフレーバーコーヒーの中川さんですが、6月下旬に美濃加茂市のコクウ珈琲さんでイベントをされるそうです。定休日の月曜日に覗いてみようと考えています。

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探偵気分!?

 今月初めに見つけた博物館明治村の探偵ゲームに、今日の午前中の時間を使って挑戦してきました。この明治探偵ゲームには、難易度が異なる6つのコースが設定されており、最初に選べるのは、この4つのコース。
・依頼書W (小学生向け)
・依頼書壱 (初心者向け)
・依頼書弐 (中級者向け)
・依頼書参 (中~上級者向け)
 そして、5月20日からは依頼書四と五が追加されましたが、挑戦できるのは依頼書参をクリアした人のみとなっているので、今回は依頼書参に挑戦してみました。
 依頼書参は双六(すごろく)で目的地まで行くようですが、ゲームの資料には双六のような物はあるのですが、まず、どう双六を進めていいのかわかりません。サイコロを振ってその数を進むのではなく、指示された謎を解き、それに対応する数札(数字の書いてある札)を使って、指定されたマスに進むようです。そして、双六の通りに順番に目的地へ向かいキーワードを得る必要がありそうなので、とりあえずスタート地点まで行ってみます。

 始めてから気がついたのですが、結局のところ双六は使う必要もなく、四つの目的地はチェック地点で分かる仕組みのため、意外と簡単に宝のある場所までたどり着けるのです。ただ、炎天下の中を歩くのは体力的に厳しく、短時間にけっこうな距離を歩いたように思います。(そんな程度でと笑われそう)出来るだけ涼しい時に挑戦したほうが良いですね。

 最終目的地は先日疑問に思っていた日本人移民に関係する場所でもあったので、それぞれの建物を見学しながら資料をじっくり見ることができました。時代背景もありますが、今の日本人には新天地で暮らす力はないのかもしれません。昔の人は凄かった!

 午前中という短い時間でしたが、探偵気分を味わいながら明治村を何十年ぶりに楽しむことができました。最後に帝国ホテル喫茶室でコーヒーを飲んで一息入れゲームも終了です。それにしても、平日にも関わらず多くの方が訪れていることに驚くと同時に、他の観光地と同様にアジア系の外国人を多く見かけます。「えっ!こんな所まで?」って不思議な気持ちになりました。

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手話の一日

 今朝は開店前に手話サークルの会員と打ち合わせです。地元にある高井病院から「高井病院健康まつり」で手話教室をやってほしいとの依頼があり、今日はその当日ということもあって最終確認という訳です。私は店の営業があるため参加できませんでしたが、高井病院から依頼を受けたのが自分ということもあり、指文字下敷きや掲出ポスター作りの後方支援という形でお手伝いをしました。サークルのメンバーが午前中のイベントを無事に終え、報告を兼ねて店に立ち寄ってくれましたが、多くの方々と交流ができ、充実した時間を過ごせたことに正直ホッとしたしだいです。 

 午後になると、初めて見る一組の男女が来店され、いつものようにテーブル席を案内しますが、女性の方が相手の男性に手話で話しかけていました。そこで、カウンター席へ移動してもらい手話で対応します。注文を聞きながら雑談をすると、「昨日のフェイスブックを見た妻が、どうしても店に行きたいというので岐阜市から来ました」と、わざわざ高速道路を使って来店されたことを知ります。なんと昨日の今日の出来事にビックリ!健聴者のご主人と聾者の奥さんが、岐阜市から高速を使って1時間掛けて来店されたのですから、ネット情報の力を思い知らされます。ホームページとツイッターはやっているものの、フェイスブックまで使い切れない私には、情報の伝わる速度の速さに只々驚かされるばかりです。 

 普段は手話を使う機会が少ないものの、この二日間は久しぶりに手話を使い続けることになりました。その中で分かったことは、手話を使えるお店が極めて少ないことです。単に注文して食べて帰るだけなら筆談でもかまわないのですが、お店の商品について「会話する」、「コミュニケーションする」ことで商品の感想や世間話ができる環境が意外に少ないそうです。店主との何気ない会話や雑談を楽しむことは特別な事ではないと思っていましたが、彼らにとっては特別な店であることに気付かされたしだいです。 

 私は特別な店にしようという気持ちもなく、老いも若きも、障害の有無も関係のないバリアフリーで自然体の店でありたいと思っています。そんな事を感じた「手話の一日」でした。

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手話で繋がる

 私が地元の手話サークルに加入しており、幽霊会員の期間を含めてサークル活動に長く関わっていることから、手話サークルの関係者や聾者が利用されることがあります。

 今日は、そんなこともあってか、「手話が出来る店」を探しに、愛知県一宮市から一人の男性聾者が訪ねてきました。彼の名前は「桜井 強(さくらい つよし)」さんといい、「強(つよし)」といっても強面の感じは微塵もなく、真面目なサラリーマンといった雰囲気の人です。色々話を聞くと、「手話のできる店を紹介するための動画を作成し、フェイスブックにアップしたい。」ということらしく、過去に取り上げた京都の喫茶店を紹介している動画を見せてくれました。

 来店の意図が分かったので快く引き受け、お店が空いてきた時間を見計らってインタビュー形式の撮影を終え、彼と色んな話をするのですが、一番強く感じたことは、これまで多くの聾者と話をしてきた中では一番聞き上手だったことです。手話を使って会話をしているのですが、彼が聾者であることを忘れてしまうような自然な会話ができ、なおかつ相手の話をきちんと聴く感覚と言うか、会話の間のようなものがありました。これは、彼が小・中・高と普通校でのインテグレーション(統合教育)があるからだと思ったしだいです。

 手話サークルに関っているおかげで、手話で繋がる出会いが生まれました。彼のフェイスブックに好きな言葉として「一期一会」を挙げていますが、一度の出会いだけで終わるかもしれませんが、彼から始まる出会いから、また新しい出会いが生まれそうな気がします。 

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友からの葉書

 売木村に住む友人から葉書が届きました。彼が作った巣箱に、ヤマガラが入るところを写真に収めた物です。巣箱は2つ作ったようで、もうひとつの巣箱にはシシュウカラが住み着いて子育ての真っ最中だとか。「自分の巣箱は、いったいいつになるやら?」と言うように、彼自身も自分の住処を作るように計画中ですが、まだまだ先のようです。

 入社は同じ場所へほぼ同期なのですが、少しばかり私が先輩でした。そして、早期退職してセカンドライフを始めたのも私が先と、偶然が縁で互いにブログを見ながら相手が気になっているのです。目指すライフスタイルは異なるものの、残りの人生を明るく楽しく気楽に暮らそうとしている点は同じで、それぞれが自分らしく生活する様子は刺激になっています。

 ただ、彼のブログには画像が取り込めなくなっているようで、山の花々や彼の住処の進み具合も確かめられません。最近では楽しいイベントにも参加しているようですが、文章だけではイメージがつかめず残念な思いをしているのが実情です。自分自身もそうなのですが、拙い文章を書いていても画像で誤魔化しているのですから、改善してもらいたいと勝手に思っています。

 「画像が添付できないから、ときどき葉書を出してあげる!」ってか?郵便料金が値上げになるから何とかせい!

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公民館講座

 今年に入ってから市内の泉西公民館より、公民館講座で初めてコーヒーに関する自主講座を行いたいので、講師を担当してもらえないかというお話をいただきました。正直、新米の珈琲屋さんだし、コーヒーに関する知識は多少あるものの、経験も浅い自分が講師を担当して良いものか迷ったのです。けれど、コーヒーについて一から学んだ経験や、様々なセミナーへ参加した体験を生かして、コーヒーを楽しむ時間を提供することなら出来ると考えてお受けしました。

 そんな公民館講座の案内文が5月15日の公民館だよりに掲載されましたが、市内各地の公民館には担当エリアがあって、私の住んでいる場所には泉西公民館の公民館だよりが配布されませんでした。そして、配布から一週間経過した今日の昼に公民館の担当者から電話があり、「定員をオーバーしましたが、増やせますか?」という問い合わせに、少々驚いたしだいです。驚いた理由は名前も知られておらず、店名も出していないことと、参加費用が公民館講座にしては高めに設定したからです。嬉しい悲鳴ですが、参加者への対応可能人数は12名が限度(これでも厳しい)なので、案内文どおり抽選にしていただきました。

 講座の内容については事前に計画案を公民館へ提出し、コーヒーの基礎知識と様々な抽出方法の中から手軽なペーパードリップを選び、ハンドドリップを通して産地別や精製方法の違いによって味の違いを体験してもらいます。できればコーヒー豆の品種、温度や水などの違いも試したいのですが、限られた時間内でどこまで消化しきれるのか心配な点もあります。

 そして、計画では抽出に使用するドリッパーをハリオのV60を考えていましたが、見直そうと思い始めています。多くのコーヒーセミナーで使用するドリッパーはメリタ、カリタ、ハリオを使用していますが、自分らしい抽出はやっぱり松屋式なので、普段から使用している松屋式の金枠を試してみたいのです。

 準備期間も短いのですが、軌道修正をしながら現実的な方法を探してみます。参加者が楽しめるようなアイデアで。

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何度まで上がるのか?

 最高気温が30℃を超える日が続きます。こんな日にはアイスコーヒーの注文が多くなるのですが、一般的に言われるように、気温が30℃になるとアイスコーヒーの売り上げが、ホットコーヒーを上回るなんてほどではありません。けれど、30℃を超えるような日に天気予報で、「今日は真夏日です。」と言われてしまうと、人々の服装や嗜好にも変化が表れることには間違いないと思われます。

 そんな暑い日に似合う花を植えようと、今年の春にラベンダーの苗を芝生の脇に植えてみました。自宅に咲くラベンダーから挿し木で苗を作り、無事冬を越した僅かな苗を店に移植したのです。早咲きのラベンダーなので、6月中には香り高い紫の花を咲かせてくれることでしょう。

 もっとも、このラベンダーを挿し木で苗作りから移植までしたのは妻なので、ただただ感謝するだけなのです。

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さて、解決といこうか。

 先日、同年会の宴会会場となった山神温泉にて、用達のため抜けた出した途中でロビーにあったチラシが目にとまりました。「さて、解決といこうか。」謎解きアトラクション明治探偵GAMEのチラシです。犬山市にある博物館明治村で行われる体験型謎解きアトラクション「明治探偵GAME」であり、昨年春から始まった探偵ゲームが新シリーズとなって今年も開催されるという。「明治を楽しく学ぶ」要素が随所に盛り込まれ、名探偵「明治小五郎」の助手として、わずかな手がかりをともに全ての事件を解決するという内容らしい。「あなたも謎を解いて、怪盗に立ち向かえ!」と、名探偵コナンのようなキャッチコピーに少しばかりそそられました。 

 同時に、探偵ゲームとは異なるのですが、4月下旬に展示施設「ブラジル移民住宅」が修理完了によってお披露目される事を聞いていたので、以前から気になっていたブラジル移民への疑問も解決してみたいという思いも湧き上がります。ブラジルといえばコーヒーです。コーヒーに関わることに関心を持ちながらも、こと移民政策に関しては納得いかない部分がシコリとなって残っていたのです。奴隷制度廃止による労働力不足を補うための移民受け入れをするブラジル、農家の口減らしと故郷に錦を上げるため、出稼ぎの場として異国の地へ行く人々、爆発的な人口増加と雇用の不足解消として移民政策を勧める政府。 

そんな歴史を少しだけでも紐解いていると、自国民が受け入れ国でどのような扱いを受けるのか知り得ながら、誇大広告によって莫大な日本人を送り込む移民政策に疑問を再び感じていたときです。何とタイミングよろしく春日井からお客様(珈琲狂)が来店されました。しばらくコーヒー談義をした後、疑問を全てぶつけてみると事細かく解説していただけます。「さて、解決といこうか。」と名探偵「明治小五郎」のように納得させられる答えを出され、理解はしたものの自分が解決したわけでもなく、助手でも愛猫ワガハイでもなく、ましてや怪盗ジダイでもない自分には、明治村での謎解きアトラクションがちょうど良いのかもと、不思議な気分でお客様をお見送りしたのでした。

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本気だったんだ!?

 売木村に住んでいる友人が作った楊枝立て、あまりにも可哀そうだったのでバンダナを付けてあげました。実際にお店で働いている私に似ているというか、そのまんまといった感じです。

 そんなことをして遊んでいると、若い男性がカウンターに座って、「覚えてないかもしれませんが、以前、働かせてくださいと言った者です。」と、声をかけてきました。「あ~!そうだった。」確かにその時の若者であることを思い出しました。

 珈琲屋をしていると色々な方が来店されます。同業者の方が「どんなんや?」と様子を見に来たり、新規開業を目指す人が参考にするため覗いたり。彼の場合はいきなり「働きたいんですが。」と、言ってきました。一生懸命さは伝わるのですが、店を選ぶの間違ってないか?というよりも、自分を雇ってもらえるような状態なのか見れば分かりそうなものを、何考えて言ってるんだろうかというのが正直な感想でした。

 しかし、真面目そうで真剣に話す様子を見て、良いアドバイスをしたいと気を取り直し、中央線沿線でコーヒーの勉強をしながら働ける店は見当たらないこと、私の知っている限るでは、各務原市で珈琲店を経営している方が素晴らしい方で、多店舗経営だから採用の可能性があること、コーヒーについて学ぶ機会もあることを話し、その店のホームページも見せました。

 そうは言ったものの彼の住む町から遠いし、多少本気度を疑った部分もあって各務原の店に行くとは想像もしませんでした。その彼が、「今、その店で働いています。」と、報告をしに再び訪ねてきたのです。「本気だったんだ!?」失礼しました。勝手に判断してしまい申し訳ありません。

 そんなやり取りの後に近況を聞きながら、将来の開業を夢見る彼のいきいきした表情を見て、間違いない店を紹介して良かったと思ったのでした。

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雪が降ったように

新緑の美しい季節になりました。車の窓を開けて走ると爽やかな風が車内に入り込み、気分爽快!といったところでしょうか。これまでの淡い緑の山々が濃い緑に移り変わっていく様子は、広葉樹が芽吹いていく力強い自然の生命力を感じさせます。 

車で市内を走っていると、そんな緑に染まった街路樹とは異なり、樹木が白く覆われている道が続く場所があります。それは「ニセアカシア」の花が藤の花のように無数に咲く光景と、なんじゃもんじゃと呼ばれる「ヒトツバタゴ」の花です。まるで木々に白い雪がかかったように、全体が白く包まれているようです。 

「ニセアカシア」は子供の頃から自生しており、小学校の下校時には花の蜜を友人と共に舐めていた記憶があります。実際、アカシアのはちみつの多くはこの花からミツバチが採取したもののようです。丸い葉っぱは口に挟んで笛のように鳴らしたものです。「ヒトツバタゴ」は東濃地方で自生する珍しい木でしすが、「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる通称名から街路樹に多く利用され始め、今では日常に見かける木となりました。

 

 

こうした白い花が一斉に咲く光景はコーヒーにも見られ、コーヒー産地では開花時期にあたる雨季にまとまった雨が降った翌日に、農園に植えられたコーヒーの木が白い花でいっぱいになります。

コナコーヒーで有名なハワイ島コナ地区では、白いコーヒーの花で一面覆われて、それがまるでコーヒーの枝に積もる雪のように見えることから、地元の人は「コナスノー(コナの雪)」と呼んでいます。

 コーヒーの花には5つの花弁があり、ジャスミンのようなとてもいい香りがします。花が一斉に開花し、その時の農園は雪景色のように真っ白で、雪がふんわりつもったように感じなのですが、そう感じるのは私たち日本人など雪を知っている人たちだけで、コーヒーの生産地の人たちは雪などみたことがないですから、違った見方をしているのかもしれません。美しいと感じることはあっても何か別のたとえ方をしているのでしょうね。

 

 

 

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天空の花回廊?

 定休日に休みを取った妻とともに、愛知県と長野県の県境にある茶臼山高原へ出かけてきました。茶臼山高原では5月13日から6月4日まで、「天空の花回廊 芝桜まつり2017」が開催されており、南アルプスを望む、愛知県で一番高いところにある花畑を見たいと思っていたのですが、残念ながら開花状況は二分咲きといったところで、期待したような感動は得られませんでした。

 茶臼山高原までは自宅から2時間弱程の距離となるため早めに出発し、スムーズに車を進めることができました。けれど、5月中旬といえども会場の付近は1300mを超える高原だけに、外気温は17℃と低く、あいにくの曇り空もあって霧がかかった状態が昼頃まで続き、まるで冬にもどったような気分です。私たちが到着した時には観光客もまばらでしたが、昼近くになると多くの人達が訪れてきます。もう2週間ほど後になれば見頃になるので、残念なタイミングになってしまったと思いながらも、高原を散策してヒバリやウグイスの鳴き声をBGMに、日ごろの運動不足解消のためウオーキングです。(運動不足を実感!)

 帰路は気を取り直して道の駅巡りを楽しむことに。自宅までの道のりには愛知県に3か所、岐阜県に3か所の道の駅を通ることになるため、ドライブついでに全て立ち寄ることにしました。ちなみに、順番は次のとおりです。

・つぐ高原グリーンパーク

・アグリステーションなぐら

・どんぐりの里いなぶ

・上矢作ラ・フォーレ福寿の里

・おばあちゃん市 山岡

・土岐美濃焼街道どんぶり会館

 岐阜県内の道の駅は全国二番目に多いそうですが、少し足を延ばしただけで6か所もめぐることが出来ました。先日のテレビ番組「ガイアの夜明け」でも道の駅が取り上げられ、全国千か所を超える道の駅が差別化を目指した個性的な施設を目指していると紹介されましたが、今回の道の駅の中でも、「どんぐりの里いなぶ」と「おばあちゃん市 山岡」は利用者数が目に見えて多いのが実際に分かりました。

 道の駅という珈琲屋とは異なる分野ですが、お客様が魅力的だと思える店舗作りには興味が湧いています。珈琲豆という限られた商品ですが、刺激を受けた一日になりました。

 

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花びらは美味しくなるのか?

 昨年秋に発売された三洋産業の「フラワードリッパー」を取り寄せてみました。三洋産業は大分県別府市にあるコーヒー関連総合メーカーで、もともとは、世界で一番最初に円錐形のペーパーフィルターを開発した会社であり、国内有数のシェアを占めています。

 コーノやハリオのペーパーフィルターを作っていたりしていましたが、今ではコーヒー豆の焙煎から喫茶店の運営やコンサルティング事業を始め、抽出器具等の販売にいたるまで、コーヒー関連の総合企業という訳です。

 その三洋産業が作ったのが、ドリッパー内部のリブ(溝)を花びら形状にして、そこに生まれる空気層が布フィルターのような膨らみを再現する「フラワードリッパー」です(メーカーのチラシによると)。今回手元にあるのが有田焼の磁器製とAS樹脂製の2種類ですが、確かに上から見ると花びらのようで見た目がいいです。実際に抽出してみても、抽出後のコーヒー層の周りが花びらっぽく見え、なんだか向日葵をイメージさせます。味はどうかといえば、他の円錐ドリッパーと比べて美味しくなるかと言えば、「微妙?」ってところが正直な感想です。

 円錐ドリッパーは各社色々販売していますが、リブの形状や数によって濾過速度に違いがあるものの、それを理解したうえでコーヒー粉の量や注湯量を調整すれば

良いわけで、コーヒーその物のが美味しくなるかはコーヒー豆しだいだと思います。どんな抽出器具を使っても、不味いコーヒーを美味しくさせることは出来ないのだから。

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手廻し焙煎機で遊ぶ

 先月末、お客様が持ち込んできた自作の手廻し焙煎機には色々問題点があり、試しに使ってみたくても出来なかったのですが、今月に入り再度持ち込まれ、「2台作ったのでオブジェで置いといてください!」と言われ、面白そうだったので棚に飾っていました。

 昨日は連休の忙しさもなく落ち着いた時間が持てたため、棚に置いた手回し焙煎機を眺め、「遊んでみるか!」と早速準備に入ります。簡易テーブルにカセットコンロを載せ、豆の投入取り出し口を改良した手回し焙煎機をはめ込みます。初めての操作なので火力を徐々に上げて豆の様子を観察し、とりあえず火力を一定に固定します。この際に、豆を見る付属のスプーンで取り出してみるのですが、手回ししながらの作業に慣れないのと、思ったようにスプーンに乗っからないため、投入口を覗きこんで確認しました。

 そんな工程をしながら一ハゼ、二ハゼと豆の変化を見て取り出すタイミングを計ります。けれど、焙煎機自体が熱くなっているために軍手をはめても取り出し口の蓋が素早く外せず、結局予定していた焙煎度よりも進んだ状態で取り出すことになりました。「こりゃ慣れないと難しいわ!」ってのが正直な感想です。手網焙煎よりも煎りムラは少ないのですが、毎回同じ焙煎を再現するのは相当回数やらないと無理です。でも、普段は焙煎機の中を覗いて焙煎の状態が見ることが出来ない分、焙煎が身近に感じて面白いのでした。

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母の日ではないですが

 開業から年に数回イベント案内状を出していますが、その際に使用する葉書にはコーヒーを題材にした絵手紙を載せています。裏面全体であったり、表面下部であったり、PR部分を少なくDMのイメージを感じないものにしようと思っています。

 そんなんでは宣伝にならないと思われるかもしれませんが、それでも構わないのです。「まめ蔵」が印象に残ることが最大の目的なのですから。また絵手紙が届いたという記憶は回を重ねるごとに増し、まめ蔵という珈琲屋の存在を認知させてくれます。新参者で知名度もない店なのですから、長く続けていくことで信頼を得る事しかありません。それが自分らしいと思っているのです。

 そんな絵手紙を出し始めたのはサラリーマン時代の時です。転勤を繰り返して土岐市内へ異動になった時に、日頃からお世話になっている方へ「母の日」に絵手紙を書いて届けていました。5月に入ると60枚ほどを全て手書きで書いていたのですが、4年目から画像を郵便はがきに印刷するという手抜きで済ませてしまいます。手元に残っている画像が8枚なので、11年間「母の日」の絵手紙を続けたことになりますか。手抜きの印刷でしたが絵手紙の効果は実感しており、珈琲屋を始める際にも書こうと決めていたのです。

 母の日ではないですが、以前に母の日に合わせて出していた気持ちを思い、感謝の想いを葉書に込めて出しています。伝わるとか伝わらないかを気にしないで、今の自分に出来ることを形にして。

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食品衛生責任者講習会

 今日は午後から保健所による年に一回の食品衛生責任者講習会でした。今回で3回目の受講となりますが、講習会の内容の中心は食中毒の防止についてです。昨年はノロウイルスによる食中毒防止で、今年はカンピロバクターについてでした。過去20年間に発生した食中毒の原因は、このノロウイルスとカンピロバクターが主原因であり、サルモネアや腸炎ビブリオについては、冷蔵・冷凍技術や店舗の機器が発達したことで減少の一途のようです。

 過去の事例や感染防止対策などの説明がありましたが、コーヒーを中心に焼き菓子を提供していることから、ランチや軽食を提供している店舗と比較すると多少気が楽なことはあるものの、妻が感染管理に関わる仕事をしていることから気が抜けません。週末にお店にやってきては所々チェックを入れる妻に、感謝すべきところを煙たがってしまう自分に反省です。

 講習会の後半は必ず「あんしんフード君」という食品衛生協会が強く勧める業務上の保険(正しくは共済制度)の話です。こんな事例がありました。裁判起こされても、休業補償も大丈夫って話。厚生労働省の天下り組織が運営する共済制度なので、講習会の中でも一番力が入っているんじゃないか?と思うくらい詳しく事例を紹介されます。でも、いったい講習会に出席する事業所の中で何割くらいが加入しているんだろうか?掛金はそれほど高くはないのだけれど、加入状況が気になりました。たぶん、加入が少ないから一生懸命に話すんでしょうね。 

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喜んでもらえたのかな?

 イベント期間も無事終了しました。最終日の今日は連休最後の日ということもあってか、普段の日曜日と変わらない状態に戻った感じです。このイベント期間中には数多くのリピーターの方々が来店され、新しく販売を始めたコーヒーの試飲をしていただいたり、コーヒー豆の割引を利用して複数ご購入いただきました。

 改めてデータを見てみると、リピーター登録しているお客様の内、40名を超える方が期間中に来店されていました。昨年も開店一周年記念として同じようなイベントを行いましたが、この一年間でリピーター登録された方も増えたこともあり、昨年の二倍近くのコーヒー豆販売実績となっています。

 「焙煎したての香り高いコーヒー豆を提供したい。」という想いから、事前に大量焙煎して冷凍保存することもせず、朝昼晩とコマメに焙煎を繰り返してきました。そのため体力的な衰えを強く感じることになり、少量多品種焙煎の難しさを感じることになりましたが、「生まめを まめに焙煎する」を今後も継続するため、気合を入れ直したしだいです。焙煎日を明記した商品を提供することだけは続けていきたいですから。

 短期間に多くのお客様と出会い、試飲やコーヒーの話をし、お客様から情報提供をいただくこともありました。私自身も楽しい経験をさせてもらいましたが、こうしたイベントを通じて日頃の感謝を形にしたつもりです。はたして喜んでもらえたのか?正直不安な面もあります。この2年間にコーヒー豆を購入いただいた方々は40数名だけではありませんし、たった3日間では来店できない方もあるでしょう。そうした方々にも満足いただけるような工夫も必要なのかもしれません。

 来店いただいた名前のデータを見ながら、何か面白いアイデアがないものかと老化の始まった頭を使って思案するのでした。

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また一人松屋式のファンが

 お店でコーヒーを淹れているのが松屋式であるため、私が抽出している姿を見ては、「何でお湯を足しているのか?」「アメリカンか?」などと疑問に感じる人も少ながらずいます。その事に対していちいち説明はしていませんが、カウンターに座られた方には簡単な抽出方法を話したりします。

 そんな説明を聞かれたお客様の中には、「松屋式で淹れてみたい。」、「松屋式について詳しく知りたい。」という方もあり、その場合はある程度詳しく説明はしますが、必ず最後に、「松屋コーヒー本店で、松屋の会長に話を聞いてみてください!」と言います。なぜなら、抽出理論や考え方を新参者の珈琲屋のおやじから聞くよりも、本家本元の松屋の会長から聞いた方がご利益があると考えている方です。そのご利益があったおかげか、また一人松屋式のファンが増えることになりました。松屋式金枠とフタを買って来て、「本物の説明を聞いてきた!」と自慢げに話すお客様を見て、「松屋式信者が一人増えた。」とほくそ笑むのでした。

 抽出器具や抽出方法が何でも揃っている国は日本だけじゃないかと思うくらい、複雑多岐にわたって抽出理論やウンチクが広まっています。何が正しいってことじゃなくて、何が好きかってことなのに、自分の好き嫌いが分からないまま、「これが良いらしい!」「これがベストな抽出だ。」なんて流れがあったりしてウンザリします。

 そんな事を思いながら、また新しい松屋式ファンとともにコーヒーを楽しむ時間が増え、カウンターの前に座ったお客様へコーヒーを淹れる時間を楽しむのでした。

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開店2周年記念日

 開店記念日となる5日はお客様に喜ばれるようにと、粗品としてフルーツケーキを作ることを数日前に決め、前日の朝からラム酒漬けしたドライフルーツをたっぷり入れて作りました。

 カットして袋詰めした32個を開店前に準備し、今朝から来店者にお配りしましたが、午後1時半には全てなくなり好評の内にイベント終了となるはずだったのですが、パッケージに「子供の日」らしく鯉のぼりのイラストを入れ、「まめ蔵2周年記念」の文字を付けたものの、ラム酒を沢山入れすぎたおかげで、車で来店された方には「お気を付けください。」と一言付け加える羽目になってしまいました。喜んでラム酒を使いすぎるところが自分らしくて好きなのですが、カットした端切れを食べて半分酔ってしまいそうになり、作ってから少々慌てました。

 コーヒー豆は日ごろの感謝を込めて割引にて販売させていただいたこともあり、多くのリピーターの方々が来店されました。こうした方々に支えられて続けられることを再認識したしだいです。同時に、新たに加えたニカラグアとパプアニューギニアの試飲もしていただき、「この機会に毎回買っている物に加えて買ってみるわ。」と、コーヒーの守備範囲を広げてもらえるキッカケになっていると喜んでいます。

 そうした喜びの半面、不足したコーヒー豆を朝、昼、晩と焙煎し続けることになり、ハンドピックする目がショボショボして疲れが溜まります。60代前にして、自分の体力のなさを痛感しているところです。

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連休が始まり

 

 昨晩は次女の〇〇回目の誕生日ということで、市内にあるイタリアンレストランSAI」で食事会です。ちょうど友人の結婚式に出席するため帰っていた長女を交え、久しぶりに家族5人での外食となりました。食事を始めた時は夕暮れどきでもまだ明るいのですが、食事が進むにつれて黄昏てくる景色を見ながら、我が家での食事では味わえない料理とゆっくりとした時間を楽しむことができます。土岐川の畔にお店があるため、窓から川面を走るカモを見ながら、徐々に暗くなる対岸を眺めて、美味しい食事と景色に癒されました。

 巷では連休が始まり、早朝からのニュースで渋滞情報が流れています。そんな慌ただしさとは関係なく、お店は普段と変わらぬ時間が流れています。ただ、連休中に帰省された友人が久しぶりに訪れたり、ホームページの地図の部分を印刷して初めて来店された方など、それなりに話題に事欠かない日々を送っています。

 人が来る場所っていいものです。様々な出会いが待っていますから。さて、連休後半はどんな出会いがあるのか楽しみです。

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レイザーラモンHGじゃなく、SHGです。

 5月から新たにニカラグアの豆を取扱い始めました。産地はニカラグアの北部にあるヒノテガ県で、ホンジュラスに隣接しています。そのヒノテガ県にあるサンタアナ農園で栽培されたSHGという等級の豆です。

 現在お店で扱っているグアテマラやコスタリカの豆にはSHBという等級なのですが、生産国によってランクごとの呼び名や基準が異なるため、「いったい何のこっちゃ?」と言われても仕方がないですね。以前のブログ「コーヒー豆の表示」でも少し説明していますが、こんな感じなんです。

●グアテマラ

1.SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)

2.HB(ハード・ビーン)

3.SH(セミ・ハード・ビーン)

4.EPW(エクストラ・プライム・ウォッシュト)

5.PW(プライム・ウォッシュト)

6.EGW(エクストラ・グット・ウォッシュト)

7.GW(グット・ウォッシュト)

 と細かく別けられています。それでもってニカラグアの方は

●ニカラグア

1.SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン)

2.HG(ハイ・グロウン)

3.MG(ミディアム・グロウン)

4.LG(ロー・グロウン)

 といった具合に別れ、中米産地の多くがそうであるように、栽培された標高によって等級が付けられています。標高が高いと寒暖の差が大きくなって硬い豆になり、酸味を含む高品質の豆ができやすいという理由なのですが、実際は明確に差があるとは限りません。

 また、グアテマラのストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)を直訳すれば、「厳格に硬い豆」で、ニカラグアのストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)は、「厳格に高い場所で成長した」ってことになるのかな?何せ英語が苦手なもんで。確かに硬い豆であることが実感できますし、良い酸味が豆の持ち味となっています。

 SHGやHGと言った等級に惑わされそうですが、「レイザーラモンHGじゃなく、SHGです。」から!  

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補充完了!

 週末には多くの方にコーヒー豆を購入いただき、朝と昼に追加で焙煎を行いましたが、商品棚はスカスカ状態になりました。リピーターのお客様のデータを確認しながら事前に準備していても、新たに購入される方も来店されるなど嬉しい誤算でした。

 そんな訳で、今朝までに何とか商品棚を埋めることが出来ました。今日からは新しくニカラグアとパプアニューギニアも仲間入りし、それぞれ違った個性のある豆に対して、いったいどのような感想を持たれるのか今から楽しみです。

 毎回新しい産地のコーヒー豆を紹介する際には、その国の場所の説明から先ず始めながら、品種や焙煎度合などの詳細をお話しします。今回は中米のパナマの上の国のニカラグア、オーストラリアの上にある島国のパプアニューギニア、お客様が世界地図を頭の中で描きながら想像していただけたら、コーヒーを飲む時間も楽しくなるのではと思うのです。

 コーヒー豆の準備が出来たので、これからクッキーやケーキの準備を始めます。

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めで鯛!

 5月5日で開店2周年となり、この2年間があっと言う間に経過したことを実感しています。そんなことを考えながらお客様へコーヒーを淹れていると、友人が北陸の海で釣ってきた鯛を持ってきてくれました。昨年も同じように開店記念日近くに合わせ、お祝いの鯛をいただいているので、本当にありがたいばかりです。

 大ぶりの鯛は自宅でまな板の鯛となり、三枚に下ろして刺身と塩焼きになり、一部は今朝の鯛めしとして家族の胃袋に収まりました。妻と娘から私が釣ってきた訳でもないのに、「ごちそうさま!」と何度も言われて何だか気恥ずかしいばかりですが、開店2周年記念の祝いの鯛を家族とともに楽しみました。

 そんな「めで鯛!」の余韻に浸りつつ、今日は店で焙煎中をしながらの備品補充と、今月から紹介する2種類の豆の入れ替え作業をしています。自分自身が2周年を喜ぶことから、お客様が喜んでいただけるような状況を作ることにシフトチェンジしたいものです。

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