■ 2021年12月 ブログ

年末の掃除

雪の降る朝、いつものように店にやっていました。先ずは、いつもお世話になっている焙煎機の掃除です。煙突と排気部分を隈なく綺麗にし、「まだまだ故障しないでヨ!」と祈ります。

続いて、店内に設置してあるエアコンのフィルターを掃除した後、店内も掃除しました。いつもやっていることなんですが、12月31日に行うというだけで、何か特別な行為のように感じるから不思議です。

 ついでに、会計システムに12月分のレシートを見ながら入力し、今年やるべき仕事をほとんど済ませました。これで、新たな気持ちで新年を迎えられるというものです。お店の入り口ドアの前には家族が作ってくれた門松を飾り、自宅に戻ることにします。あっ、そうそう、妻から伊達巻用の卵を買ってくるよう頼まれました。

 

 いつもの定休日のように、2021年が終わろうとしています。

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一年間ありがとうございました

2021年の最終営業日を終えたところで、コロナ禍2年目となった一年間を振り返ってみることにします。昨年同様に、緊急事態宣言やまん延防止条例が発出され、新型コロナウイルスに振り回されてきましたが、2年目の慣れとでもいうのか、来店客数に大きな変化がなくなってきました。昨年のような巣篭り特需といった傾向は僅かで、一年間通してコーヒー豆の販売額の増減幅が少なくなっており、一定の購入者が定着してきているのかもしれません。

 感染防止対策のために席数を減らしており、過去のような特別多くの方が来店される日がなくなり、一人で切り盛りするには有難いのですが、やはり、来店客数の減少は直接的に売り上げに影響します。それをカバーする客単価に貢献しているのがコーヒー豆の販売です。全体の売り上げが7年目に入り、頭打ちとなっている状況にあって、毎年、徐々に売り上げを伸ばすことが出来ました。

 一人で店舗運営を全て行う事にしていることから、売上全体を増やし続けることには限界があります。より効率化を図ることも必要でしょうが、そもそも「生まめを まめに焙煎し」を旨としているため、効率とは無縁なのかもしれません。でも、楽しければそれで良いのです。楽しいことが続けられる、最低限の売上さえあれば。

 正直、珈琲屋と名乗ってはいるものの、コーヒー豆の販売だけにすることは出来ず、喫茶としてのお客様に依存せざるおえない状況は続いています。開業当初には、コーヒー豆販売が占める割合は20%程度でしたが、毎年、コーヒー豆の販売を増やすことができたことから、昨年末43%から今年は49%とほぼ5割を占めるまでとなりました。とはいっても、某店ではコーヒー豆のシェアが8割だと聞いているので、まだまだ先は長いのです。

 コーヒー豆の販売先を100%個人としているため、正直、今後も増加し続けることは難しいと考えています。この地域の中でコーヒーを家で淹れて飲む家庭が増えない限り、コーヒー豆の販売額は伸びなでしょう。ですが、個人のお客様へコーヒー豆を手渡す度に、その家庭での雰囲気やコーヒーについての会話をし、楽しいひと時を沢山味わうことができました。時には、就職、転職、結婚、妊娠などの報告をもらい、遠方へ転居した方からも時々電話をもらったり、「楽しく まめに暮らす」が実践できていることに満足しています。

 

 一年間ありがとうございました。

さて、来年はどんなことが待っているのでしょうか?

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年末恒例

まめ蔵を始めるにあり、経営をしていくための必要な知識や技術を、サラリーマン時代から徐々に学び始めました。コーヒーの抽出、焙煎、そして製菓等々、求められる項目を箇条書きにして一つ一つ積み重ねていきます。そのうえで、一人で運営していくためのタイムスケジュールを書き出し、現実可能なものにしていくため、思い描いていたものを徐々に削っていく作業を行いました。

 その一つがケーキのテイクアウトを無くした事です。クッキーのように保存期間が長くないため、必要最低限の種類と量に限定して作れば廃棄も無くせます。それにショーケースを置くスペースも必要なく、小さな店舗を効率的に使用することが出来ます。何よりも、限られた時間をケーキ作りに割くよりも、出来るだけコーヒー豆の焙煎とハンドピックに割きたかったからです。

 そんなケーキのテイクアウトですが、年に一度だけテイクアウト用に準備しているのが今日です。市内にあるNPO法人地域活動支援センター「土岐やまびこ作業所」の最終日に合わせ、代表の方からクリスマスも近いことからケーキを頼まれているからです。10人分を箱に入れ、当日の朝に店頭で手渡しています。特にクリスマス用のケーキがある訳でもないため、お店で提供しているイチゴのロールケーキ、ガトーショコラ、パウンドケーキを詰合せているだけなんですが。

 代表の方がサラリーマン時代から知っていることもあり、開業当初から7回目となります。ケーキ専門店のパティシエが作るケーキではないので、あまり褒められるような品物ではありませんが、喜んでもらえればと作らせていただきました。 

 これで、年末の大きな行事が一つ終わります。

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明日は冬至

 明日、12月22日は「冬至」です。北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなり、昼が最も短く、夜の長い一日となって、この日を境に徐々に昼が長くなっていきます。明るい太陽の出る時間が短くなることから、古代ヨーロッパでは「ユール(Yule)」という冬至祭が、12日間に渡って行われていたそうです。そんなことから、太陽の「死と復活」のお祭りであったユールが、キリストの誕生を結びつけたクリスマスになったという話もあるくらいです。

 そんな冬至の前日に、「庭に実った柚子を持ってきたから好きに使やあ!」と言って、ダンボール箱いっぱいの柚子をお客様からいただきました。冬至といえば柚子湯に冬至かぼちゃという訳で、さっそく小袋に分け、来店客にお持ち帰りいただくよう準備しました。すると、面白いように減っていくでわないですか。 

 残った柚子を持ち帰ると、妻が柚子湯用の柚子は庭に少しばかり実った物を用意しており、冬至かぼちゃも流し台の上に置いてありました。この当たり前のように行っている、柚子湯に冬至かぼちゃという風習に季節を感じながら、師走の一時を過ごすのでした。

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ワクチン・検査パッケージ制度

ニュースを見ていたら、再び緊急事態宣言が出た場合もワクチンの接種証明書などの提示があれば、政府は飲食店やイベントでの人数制限を設けない方針で、20日からスマートフォンで接種証明書を表示するアプリの運用を始めたといいます。

そこで、デジタル庁のホームページを見ながら「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をスマートフォンにダウンロードし、マイナンバーカードを読み込んで、接種したワクチンの種類や接種日などが画面に表示されるようにしました。

 そんな翌日、岐阜県新型コロナウイルス感染症対策本部より一通の手紙が届きます。内容は「ワクチン・検査パッケージ制度」のお知らせと、飲食店等への登録を勧める案内状です。この「ワクチン・検査パッケージ制度」とは、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置等の状況になった際、ワクチン接種歴又は陰性の検査結果を活用し、飲食やイベント、人の移動の各分野における行動制限の緩和を可能とする制度です。

登録対象事業者は、県内の第三者認証飲食店「新型コロナ対策実施店舗向けステッカー(ミナモステッカー)」の交付を受けている県内の飲食店となり、登録申請を行えば上記の場合にも利用者の人数制限を緩和し、制限なしとなるそうです。(感染拡大時において、同一グループの同一テーブルでの5人以上の会食を避けるよう要請した場合、同一グループの同一テーブルでの5人以上の会食が可能となる。)

 まめ蔵においては、そもそも5人以上同時に座れるテーブルもなく、席数も削減していることから制度を利用することは無いと思われますが、可能性がゼロではないので登録申請をしてみることにしました。専用サイトにメールアドレスを入力すると、メールに添付された登録サイトに移行します。そこで事業者の氏名や店舗名等を入力する簡単なものでした。 登録が完了した店舗へは、ワクチン・検査パッケージの登録ステッカーが後日配付されるそうなので、登録ステッカーが届いたら入口の見やすい場所に掲示することにします。 

 ただ、登録が完了した事業者が同制度を実施し、行動制限の緩和を行う場合には、利用者の入店時に「ワクチン接種歴」または「陰性の検査結果」を確認する必要があります。そこで登場するのが「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」という訳です。ただし、お店を利用している方に話を聞いても、多くの方がマイナンバーカードを取得していない状況ですから、アプリの運用も少ないと考えられることから、この制度を実施することは無いかもしれませんね。

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久しぶりの「おちょぼさん」

師走に入り、今年初めての「おちょぼさん」へ行きました。「おちょぼさん」とは、商売繁盛、家内安全などにご利益がある庶民の神様「千代保稲荷神社」(岐阜県海津市)のことです。コロナ禍ということもあって、年に数回参拝に訪れる場所も、たった一度になってしまいました。

  いつものように、いつもの場所で油揚とロウソクを購入し、一年間無事に「まめ蔵」を続けることが出来たことを報告します。そして、定番の漬物屋で物色し、決まったお店で草餅を土産に買って帰るのでした。岐阜県内の感染者数減少が続いていることもあってか、訪れる方々も多くなったように感じます。

 「おちょぼさん」へは高速道路を使って羽島ICまで行くのですが、途中、尾張一宮パーキングエリアでトイレ休憩しました。その際、食堂の窓ガラスに、「ここでしか飲めない こだわりの一杯がある。」というポスターを見てしまい、ついつい中に入ってしまいます。ポスターをよく見ると、「138ブレンドいちのみや珈琲は、尾張地方の喫茶文化を伝承する一宮オリジナルのコーヒーです。選りすぐりの良質な豆を、イチノミヤにちなみ1対3対8にブレンドしています(豆はタンザニアキリマンジェロ・ブラジルピーベリー・コロンビアスプレモ)。少し強い苦味の奥に濃い甘みとアロマを持つブレンドとしました。」とありました。

 なんのことはない「語呂合わせのコーヒーかい!」とは思ったものの、確かにここでしか飲めないかもしれないと思い直し、注文してしまいました。一杯300円、エスプレッソマシンで淹れたコーヒーは少し苦味があります。でも、同時に「一杯あたり8g使うとして、ちゃんと指定のコーヒー豆が1対3対8になっているんだろうか?」なんて思ったりします。

 この「138ブレンドいちのみや珈琲」は、地元のロースター(MGコーヒー)と、地域独自の市民文化醸成を図ってきた まちづくりNPO(志民連いちのみや)とが協働して作り出したもののようで、市内のカフェやパティスリーなど、「138ブレンドいちのみや珈琲」取り扱いショップで販売しているようです。だから、「ここでしか飲めない こだわりの一杯がある。」のキャッチフレーズにまんまと引っかかってしまったことになります。 

 語呂合わせか!下石町だから「オロシ」、0対6対4のブレンドってもいけるかな?ダメじゃん!0(ゼロ)があるし!

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忙しかった臨時休業日

昨晩、自宅に帰ると、「ファンヒーターのタンクがオイル漏れ!」と妻に言われ、慌ててホームセンターへ代替品を購入しに向かいました。そして、今朝は早朝から新しいファンヒーターへ灯油を詰め替えます。その後、午後から町内3箇所の「秋葉様」をお祀りするための竹笹を刈り取ります。4年前も役員をしていたため、段取りは分かっているのですが、いろいろと準備が大変です。

 一息ついたところで、年内最後の散髪を済ませるために床屋へ向かいます。毛髪がほとんど無くとも、僅かに長くなると妙に気になるもので、昔よりも床屋へ行く間隔が短くなりました。散髪に係る時間も短く、「3mmの丸刈りでお願いします。」と毎度同じ依頼をするという、床屋さんにとっては楽な客なんです。

 散髪を済ませた後、土岐手話サークル竹の子のクリスマス会準備のため、メンバーのいる肥田公民館へ行きました。例年、学習会を行っているウエルフェア土岐で行っていましたが、コロナ禍によってホールの人数制限が厳しくなり、広い会場の肥田公民館を使用することになったからです。今年も軽食のない簡素な内容となったこともあり、参加者も少なく、聴覚障害者9名、健聴者20名での開催となりました。

 そんな中でも、プレゼント交換やゲームを楽しみながら交流することができ、恒例の手話コーラスを全員で盛り上げて行います。高齢化が進む手話サークルですから、いつまでこうした交流会が続けられるのか心配なところですが、存在意義はあるので長く続くといいのですが。

 午後2時過ぎには私一人だけ抜け出し、町内の「秋葉様」へ参加します。火の神、鍛冶の神として信仰されている秋葉山本宮秋葉神社をお祀りする行事ですが、陶磁器の町として多くの窯元が存在したこの地では、各町内に数多く祀られています。地域によっては昔ながらに、「とんのこ」と呼ばれる赤飯のおにぎりや菓子が配られていますが、私達の町内では行っていません。 

 そうやって町内3箇所のお祀りごとを済ませ、自宅に帰ってからはクリスマス会の動画編集です。タイトルや字幕挿入を行い、YouTubeへアップを行い本日の予定が全て終わりました。いつもと違う行動をして、気分転換にはなったものの、忙しかった臨時休業日です。

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ご紹介

2022122日(土)19時から、「珈琲倶楽部 如水舎」(北名古屋市)において、「第5回 如水舎コーヒークラッチ」が企画されています。タイトルは「コーヒーノミカタ塾」、サブタイトルには「コーヒー飲み方 あるいは コーヒーの見方 を考える」とあります。何やらタイトルからして意味深で怪しい気配が漂います。

 この如水舎コーヒークラッチは、第1回テーマの「コーヒーの淹れ方(抽出)を考えてみよう」から、コーヒーの焙煎」、「コーヒーを読む」、「夜に翔けるHIASOBI」、そして今回の「コーヒーノミカタ塾」へと、何だか底が見えないテーマが沼のように続きます。

 主催の坪内氏(珈琲倶楽部 如水舎)はともかく、座長の鳥目散 帰山人氏(日本珈琲狂会)はクセが強い方なので、サブタイトルの「コーヒー飲み方 あるいは コーヒーの見方 を考える」なんて内容ではないように思えるのです。何とでも読めるカタカナ文字には、「コーヒー飲みの方」を「コーヒーの味方」ではなく「敵」にしそうな発言が考えられ、ましてや、「コーヒー屋」にとっては厳しい意見が飛ぶのではないでしょうか。所詮、人よりもコーヒーのみが味方であると思っている人ですから。

 そんな怪しい如水舎コーヒークラッチへの参加を、まめ蔵へ来店される方へ毎回勧める私も私なんですが。怪しさってのは、どこか引き付けられる感覚が生まれます。怖い物見たさでといっても、所詮、コーヒーですから命を落とすわけでもないですし、怪しい部屋へ背中を押して入れてあげるだけなんですから、罪も問われませんしね。

 そんな訳で、コーヒー沼への道に興味のある方は参加してみてはどうでしょうか?内容は知らんけど。

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好きこそ物の上手なれ

我が家では、毎年11月に自宅の生垣を電動バリカンで剪定し、唯一庭に1本ある松の木だけは庭師の方に依頼していました。今年も11月に入ってから日程の相談を妻としていると、「私が松を剪定しようかな。」と言うのです。それからというもの、庭木の剪定に関する本を買ったり、Youtubeの関連動画を見ながら、試行錯誤を繰り返し、土日を利用してコツコツと松を剪定しはじめました。そして、昨日の午前中に最後の剪定をしたのでした。

妻は普段から土いじりが好きで、花の苗を植えたり、挿し木をしていたものの、今回のように松の剪定までやり始めるとは、思いもよらなかったというのが正直な感想です。松の剪定に関する知識のない私でも、剪定後の枝ぶりがすっきりしていて「やるじゃないの!」と思える出来栄えです。私は「花を見るだけの人」なので、苗を植えたり肥料や水をやることが性に合わない人ですから、正に「好きこそ物の上手なれ」ということわざどおりです。

誰でも好きでやっていることは一生懸命になるし、それに関して勉強したり工夫したりするので、自然に上達するものであるように、コーヒー好きが高じて自分で生豆を焙煎する人もいたりします。まめ蔵を利用される方の中にも数名いて、お家で自家焙煎珈琲を楽しまれています。

そんなコーヒー愛好家にとって有益な本が、『ホーム・コーヒー・ロースティング お家ではじめる自家焙煎珈琲』(著:嶋中 労、旦部 幸博)です。1.実践 手網・フライパン、2.お家焙煎の科学、といった頁をめくりながら、自分の行ってきた手順を変えてみたり、真似たりしながら焙煎を楽しむことができるでしょう。

手網焙煎が初心者向きだとは思いませんが、手軽で少量の生豆で焙煎できるため、業務用の焙煎機と違って失敗しても気にすることはありません。何度でも挑戦できるところがミソです。そんなことを先ほど来店された方に話したら、「旦那も昔は焙煎に凝って、豆が飲み切れないほど一杯溜まったから、捨てちゃいました。」なんて言われてしまいました。 

好きこそ物の上手なれ」も程々が必要なようです。

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納得いかない

123日(金)発売された、『ホーム・コーヒー・ロースティング お家ではじめる自家焙煎珈琲』(著:嶋中 労、旦部 幸博)をAmazonnで予約注文していたのですが、4日(土)に配達されると思いきや、注文履歴を見ると7日(火)になるんだとか。プライム会員なのに発売日から4日後かい!納得いかない。

 そんな事を思いながら「まあ、ゆっくり読めばいいか。」と思い直しているところに、「書店の新刊コーナーで買ってきました。」と、その本を抱えてきた方が来店されました。それならば、「ちょっと見せて!」と立ち読みさせていただきます。

タイトルの“お家ではじめる自家焙煎”の「1.実践 手網・フライパン」、「2.お家焙煎の科学」は、本が配達された後にゆっくり読むとして、「先達たちの作法」の頁のみ開きます。なぜなら、そこに登場する4人の中で、多少知っている方がお一人あったからです。その方を紹介する十数ページのみ読みました。

著者が、「『コーヒーに憑かれた男たち』の続編がもしあるならば、真っ先に登場してもらいたい人たちである。彼らこそ令和版のまったき『憑かれた男たち』といえるだろう。」と言っているように、私の知る方もコーヒーに憑かれたように感じます。コーヒーに関しては狂気的だと思います。 

ご本人は掲載内容について誤りをいくつか指摘されておりますが、読み手にとっては、その誤記の有無に関わらず、コーヒーにまつわる行動には珈琲オタクも真っ青なのです。でも、コーヒー以外については良い夫?良い父親?良い息子?なんでしょうから、それで良いのでしょう。“珈琲狂も人間だもの”。

でもね、この方が思いのほかオモテになるのが納得いかない!

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コンビニ・コーヒーを飲みながら

ここ数週間、車で出かけた際にコンビニへ行き、いわゆるコンビニ・コーヒーを飲んでいました。飲んだのは大手四社のファミリーマート、セブンイレブン、ローソン、ミニストップです。サイズはSで、全て100円(税込み)なのですが、改めてコンビニ・コーヒーのクオリティーに驚くばかりです。スタバのShort319円(税込み)よりも美味しいし、ワンコインなのだから。

 原価を考えたら薄利多売のように思えても、パンやデザートといったサイドメニューのついで買いを誘発させることができます。なによりも、コンビニ・コーヒーというブランドを作ったことが大きく、「♪飲むんだったらUCC~」(古いか?)じゃないけど、「コーヒーを買うからコンビへ立ち寄って!」という習慣を作ったことは間違いありません。

 一店舗で一日100杯以上といわれるコンビニ・コーヒーの集客効果は、コンビニ店舗の飽和やドラッグストア、宅配ビジネスといった競合相手の台頭によって必要不可欠ものなのでしょう。また小売業にとっては、将来的な人口減少によって顧客自体が減ることが確実なのですから、顧客の奪い合いの先には自然淘汰が待っているのですから。

 地方の小さな珈琲屋も同様で、名ばかりの自家焙煎珈琲を謳った店も増えるうえに、コンビニ・コーヒーよりも不味いコーヒーを提供したら、すぐに閉店に追い込まれる運命なのです。「くわばらくわばら」。 

 ちなみに、コンビニ大手四社の中では、ファミリーマートのキャップが一番飲みやすかった。開け口の大きさには各社ごとに差があり、ファミリーマートの開け口が一番大きくて、温かいコーヒーを口の中に入れた際に熱さを感じにくくて良い。ただ、コーヒーは美味しくなかったけど。(あくまでも個人の感想です)

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チラシを見ながら

今日の朝刊折り込み広告に、テラスゲート土岐・まちゆいイベントスペースで4日(土)・5日(日)に行われる、「やきものFAIR」のチラシが入っていました。わざわざ手に取ったのは、「ORIGAMIドリッパー」が目に入ったからだけなんですが。

このドリッパーは、過去のBrewers Cupの日本チャンピオンと中国チャンピオンがそれぞれ決勝で使用し、一躍有名になったドリッパーで、中国では人気になって偽物が爆売れなんて話も聞いたほどです。この「ORIGAMIドリッパー」が土岐市の窯元が作っていることに、地元の珈琲屋としてちょっとだけ嬉しいのです。でも、私は使用していませんがね。

このイベントに出店している窯元10社の名前を見ると、同級生が二人、お店に飲みに来る方が一人載っています。イベントが盛り上がることを期待していますが、やはり、陶磁器よりもキッチンカーの方が人気になるのではとないかと予想されます。日帰り入浴施設やスーパー、少し先にはアウトレットと人が集まる場所があるものの、「まちゆい」の施設に入るテナントが短期間に入れ替わるなど、集客に課題のある施設だからです。 

そんな事を思いながら、「やきものFAIR」のチラシを見ておりました。

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夢を買いましょ

ドン・キホーテの歌ではないですが、“夢を買いましょ~”とばかりに年末ジャンボ宝くじを購入しました。購入場所は岐阜県で高額当選確率の高い、美濃加茂市の平川たばこ店です。これで、睡眠中の夢の中では何度も一等が当たる夢をみられることでしょう。まさに“夢を買いましょ~”が体験できます。

そもそも、宝くじの令和2年度の実績をみると、36.6%が収益金として都道府県などに納められ、1.4%が広告費、15.0%が印刷経費や販売手数料、残りの47.0%のみが当選金として支払われます。競馬の場合は馬券(勝馬投票券)の約75%が払戻しに使われるのを比べても、ギャンブル性よりも自治体への寄付行為に近いものがあるのです。

 さらには、年末ジャンボの1等当選確率が2,000万分の1とかで、ほぼ1等があたることはなく、県内の宝くじ売り場を利用して自治体に寄付しながら、ちょっとだけ家族の会話が増え、夢心地気分を夢の中で味わうことが目的ですから。目的が夢ですから、購入枚数は私が連番10枚、妻がバラ10枚と最小限度になります。

 そんなことを平川たばこ店の近くにあるコクウ珈琲の店主に話すと、「私は買ったことがありません。水野さん買うんですね?」なんて言われてしまいました。はい、買うんです。1年に年末ジャンボくらいなんですが、夢を買っているのですよ。「買わなきゃ夢もみられないでしょ。」と答えておきました。 

 コクウ珈琲さんの焙煎機のモーターが初めて壊れたそうだから、宝くじ買ったら意外に当たるかもよ!

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