頼みの綱

先週の水曜日から腰痛が出始め、土曜日と日曜日は、午後からコーヒー豆の販売のみとさせていただきました。本来は、腰痛を鎮痛剤の服用で騙し騙し一日続ける予定でしたが、昼に咳をしたとたん、「グッキ~!!」となって動けなくなったのでした。この痛みは経験者でしか分からない痛みです。

 そうならないため、水曜日の夕方に掛かりつけの接骨院へ行ったのです。ところが、玄関に「院長、健康上の理由で当分の間休業します。どうぞよろしく願いします。」と書かれた張り紙があったのでした。ガ~~ン!20年以上お世話になっている頼みの綱が切れてしまいました。腰痛持ちの方は理解できると思いますが、同じ悩みを抱える方から様々な治療院を紹介され、試した中で、一番自分に合った拠り所であっただけにショックは隠せません。

 やむをえず、休日に土岐総合病院の整形外科を受診すると、レントゲンでは「椎間板の高さが減っていますね。」とのこと。腰椎の背骨の間でクッションの役割を担う椎間板が傷んで痛みの原因となっているそうです。痛み止めと筋肉を解す薬を処方してもらい、その後は自宅でひたすら安静にしておりました。すると、今日は随分と楽になりました。 

 椎間板の厚みが薄くなる原因の多くは、加齢やストレスなどで髄核の水分が減少して変性という現象、すなわち老化によって起こるんだそうです。ここでも加齢かい!私は「咖哩」は好きだけど、「加齢」は嫌いだ!などといっても逃げられるものではありません。やはり、最後の頼みの綱は「休養」ということなのかと悟り、定休日を増やすことを真剣に考える店主でありました。