貼り紙

世間は三連休で、各地の行楽地は賑わっているそうです。そんな影響なのか、昨日は多くのお客様が来店されました。けれど、よく見ると見慣れない方々が多く、なにやら紙をもっておられます。そうなのです、昨日から二日間、地元では「下石どえりゃええ陶器祭り」が行われているのでした。しかし、例年は協賛広告も出していないのでほとんど普段と変わりがないのに、今回は様子がおかしいのです。

 結果的に、普段の休日の倍以上の来店があるものの、コーヒー豆はいつもどうりです。したがって、売上も伸びず、ただただ疲れただけです。それに、満足感が得られない一日でした。なんだか変だと思ってイベントのマップを見てみると、地図には「coffee 豆蔵」と掲載されていたのでした。正直、困った!というのが感想で、こうしたイベントごとには影響されたくないと思っている私は困惑してしまいました。

 店主一人で行う店ですから、多数のお客様が来店されても満足できる接客ができません。また、提供するケーキ類にも限りがあります。せっかく来店されてもガッカリされて帰られるくらいなら、いっそ店を開けない方がマシだろう思い、今日は「本日はコーヒー豆の販売のみ行います。」と貼り紙をして対応しました。

 店内では、朝から不足したケーキやプリン、クッキー等を作りながら焙煎をしています。お客様を気にしなくても良いので、落ち着いて段取りよく進める事ができ、順調に補充ができました。明日からのお客様に提供出来そうです。何よりも、疲れた顔して、元気なく接客することがなくなります。 

 一時的な売り上げアップは望みません。知名度なんかいらないです。ただただ、近くにある珈琲屋でいいんです。ついでに、「豆蔵」じゃなくって「まめ蔵」です。