郁兵衛へ

定休日の月曜日、いつものように掛かり付け医へ母親と一緒に受診しました。母親は94歳を過ぎ、病院へ行くことが健康確認の手段と思っており、受信日をカレンダーにメモして眺めるのが日常になっています。しきりに薬を希望していますが、もう自分では薬の管理もできなくなってしまいました。(まあ、年齢的にしかたがないですが)

受診後にデイサービスへ送り届けた後に買い物を済ませ、妻と共に「手打うどん 郁兵衛」(土岐市下石町)へ食事に行きす。この店には2008年にガンで父親が亡くなる寸前、何が食べたいかを何度か尋ねると、きまって「うどん!」と答えるので、介助しながら毎回連れて行った店です。もっと他に美味しい食べ物もあるだろうにと、当時は思っていましたが、たぶん喉ごしが良かったのでしょうね。

ここの麺は本場の讃岐うどんよりも強い腰があり、食べごたえのあるのが特徴です。ですが、夫婦共々うどんより蕎麦の方が好きということもあって、長らく訪問していなかったのです。今回は、営業日が金曜日から月曜日までとうこともあり、比較的混み合っていない月曜日なので、しばらくぶりに出かけたという訳です。 

様々なメディアで取り上げられ、食べログで好評価を得ていることから、平日にも関わらず多くのお客様が入れ替わり訪れていました。今回食べたのは、ころうどんとトロロご飯のセット(1000円)です。店内を見渡しながら、父親を連れてきた18年前を思い出しました。

自分は将来、何を食べたいと言うんだろうか?