ちょっと遅く開花

昨日、店を閉めて自宅へ帰ると、庭の金木犀が咲き始めており、甘い独特な香りが玄関を開けるまで追いかけてきました。今朝も玄関を開けると、少し冷たい空気の中を刺激のある香りが眠気を覚ましてくれます。

金木犀は中国が原産で、江戸時代に日本に伝わってきたそうです。甘い香りのする橙色の小さな花をたくさん咲かせますが、その香りの高さから、「沈丁花(じんちょうげ)」、「クチナシ」と並び、「三大香木」と呼ばれているとか。さらに、香りが遠くまで届くことから、「極めて遠い」という意味の言葉「千里」をつけ、「千里香(せんりこう)」という呼称もあり、個人的には金木犀よりも千里香のほうがピッタリだと思っています。 

ちなみに、過去のブログを確かめてみると、2022年は9月29日、2021年は10月3日に開花していました。残暑の厳しかった今年の天候が影響してか、10日程開花が遅れているようです。しかし、日ごとに寒さが増してきており、季節は徐々に秋から冬へ移り変わっていくんでしょうね。もうしばらくすれば、紅葉の便りが聞かれるようになります。