遊ぶ 見つめる 創りだす

祝日の定休日を利用し、現代陶芸美術館(多治見市)で『三島喜美代~遊ぶ 見つめる 創りだす~』(916日~ 1126日)を観て来ました。三島喜美代(1932年生まれ)さんは、大阪市と土岐市を制作の拠点として活動されており、土岐市内にも作品が屋外に展示されています。

20216月の産経新聞による取材では、「わたし、ゴミば~っかり作ってます。」と答えているとおり、新聞や雑誌などの印刷物は読み終えたら無用のゴミとなることに着目し、廃棄物を割れやすい焼き物の陶器に置き換えています。「溢れる情報への危機感や情報化社会の現代性」、「脆さ、不安感、危機感」を表現した作品が多数展示されており、少年雑誌や週刊誌の記事が転写や手書きで内容が、「それ見たことある!」と思わず声が出てしまいました。

1932年生まれということで、現在90歳を超える高齢を考えると、「何とエネルギッシュなことか!」と思っていたら、今年2月の東京新聞取材では、「好奇心が一番。そして実現するまで諦めない。面白いことばっかりやってきて今がある。命懸けで遊んでます。」とのこと。私も好奇心旺盛で、面白そうなことに首を突っ込んではいるものの、何かを実現するまで諦めないようなものがありません。ただただ、遊んではいるけれど。(命懸けでもない) 

ちなみに、先週の土日は臨時休業し、二人の娘たち夫婦と私達夫婦の三組で、静岡県伊東市へ家族旅行をしてきました。伊東市の観光名所で遊び、見つめ、名物の山葵漬けを作ったしだいです。まあ、簡易版『まめ蔵~遊ぶ 見つめる 創りだす~』といったところでしょうか。