冷房が効かない

昨日は、午前中に誕生日の余韻に浸っていたのですが、午後の日差しが強くなると店内の温度が30℃を超える状態になってしまい、余韻どころではなくなってしまいました。そうです、エアコンの冷房が効かないのです。店内には業務用のエアコンが2台あり、天井に埋め込むタイプと壁掛けタイプなのですが、壁掛けタイプのエアコンからは冷気が全く出てこなくなったのです。

 仕方がないので、天井に埋め込むタイプの冷気を頼りに温度を低く設定し、吹き抜けの空間をなんとか冷やすも余り効果が見込まれません。そこで、メーカーのサービスセンターへ電話して点検修理を依頼します。運よく当日中に店に来てくれることとなりましたが、果たして修理が可能なのか?気をもむ時間が続きます。

 担当者が6時半過ぎに到着し、エアコンのリモコンからエラー履歴を見たり、吹き出し口などを点検していると、「これは、こないだのケースと同じだ!」といって次のように説明してくれました。「エアコンは部屋の暖かい空気を吸い込み、熱交換器で冷やした空気をファンで再び部屋に放出する仕組みです。そのため、エアコン内部は温度差による結露が発生し、湿気が高くなりやすい箇所でもあります。湿気の高い暖かい場所を好むカビや、フィルターでは取り除けないホコリがファンに付着して送風機能が低下するんです。」そう言って、スマホから汚れたファンの画像を見せてくれました。

 その説明通り、エアコン内部のファンを取り出して見せてくれたものには汚れがビッシリ!!「思わず、汚ったネ!!」と声が出てしまいました。なるほど、エアコンの掃除ってのは、ここの部分や熱交換器周りをするんだと納得したしだいです。担当者によれば、業務用のエアコンは最低でも7年に一度くらいは業者に依頼して掃除をすると良いことや、ペットを飼っている家庭は一日中エアコンを使用しているので、こうした方もやった方が良いとのことでした。

 ファンの清掃の他、フィルターや周辺機器部分も綺麗にしてもらいながら話をしていると、こうしたメンテナンス業界の人材不足の実態をしることになります。この会社では岐阜県内に保守スタッフが二十数名いるそうですが、顔ぶれが何度も入れ替わると言います。その理由が、エアコンという一年間使用する機器ではないため、超繁忙期と閑散期の落差があることで、労働時間が変則的になってしまうこと。簡単に言えば、夏場は休みが無い。また、業務用エアコンの場合は天井に埋め込むタイプが多く、水漏れによる汚れ作業が辛いとのことでした。 

 幸い、当日中に冷房が効かない事象が改善され、翌日からいつもどうりに営業できることとなりました。感謝!感謝!です。ちなみに、今回の費用は、作業費24,000+出張料6,500+3,050円の合計33,550円でした。