朝顔(2)

妻がグリーンカーテン用に植えた朝顔が、この頃沢山咲き始めました。朝顔の英語名は「morning glory」で、直訳すれば「朝の輝き」という意味になるでしょうか。早朝に咲いた光景を見ると、清々しくなって一日の始まりのスイッチが入ります。

 ちなみに、朝顔の花言葉は「はかない恋」や「固い絆」「愛情」といたものがあるそうです。「はかない恋」は、朝に開花しても昼には萎んでしまうことからで、「固い絆」「愛情」は、支柱にしっかりとツルを巻きつけ離れない様子からつけられたようです。さしずめ、私にとっては「まめ蔵」がツルのような存在で、巻きつけて離れないよう毎日自宅から店に通っております。

 そういえば、2020年1月のブログに、「きょうく きょうよう ちょきん」について書いたのですが、最近になってそのブログにコメントを寄せてくれた方がありました。思いがけないコメントだったので、改めて過去のブログを読み直してみたしだいです。それが、次のような冒頭の部分です。

『「きょういく」と「きょうよう」、そして「ちょきん」は、「教育」、「教養」、「貯金」のことではなく、「今日行く」=「今日、行くところ」、「今日用」=「今日、する用事」そして、「貯筋」=「筋力を貯める」なのです。実は、この話のネタ元はお客様からで、以前から高齢者の講演会なので話される掴みネタなんだとか。私のように会社を退職後にセカンドライフを迎える人たちとって、毎日「忙しい!忙しい!」といっていた会社に行くこともなく、家に居ても居場所が無く、「さて、今日は何しようか?」とスケジュールを何かしらで埋める事ばかり考えるようになります。』

私にとって「まめ蔵」がツルのような存在であり、「今日、行くところ」「今日、する用事」の場所でもあることを改めて感じます。同時に、店内を見回すと、「まめ蔵」へ出かけることが「きょういく」と「きょうよう」になっている方もお見えになるようで、果たしてそれで良いのか疑問に感じることもあります。「そんなこと言ったら商売にならんだろ!」と言われそうですが、「珈琲家飲み推奨店」としては「まめ蔵」以外に「きょういく」「きょうよう」を見つけて欲しいのです。 

昨日20日には、名古屋地方気象台が「東海地方で梅雨明けしたとみられる」と発表したそうです。「きょうく」「きょうよう」の合間に、涼を求めて一休みしながら、コーヒー豆を購入する場所でありたいと思うのでありました。