eラーニング

今年度の食品衛生責任者実務(再教育)講習会は基本的にeラーニングサービスで受講し、受講できなかった方を対象に集合研修会を実施することになったようです。そこで、受講開始日(7月10日)の翌日である今日から受講を始めました。

受講内容は次の通り、

講義1:食中毒統計

講義2:食肉を原因とした食中毒

講義3:その他の食中毒

講義4HACCPに沿った衛生管理~導入から定着へ~

講義5:食品衛生申請システム

講義6:イベントでの飲食物の取扱い

講義7:トピック(食品衛生責任者の役割等)

 これらは、公益社団法人日本食品衛生協会が提供する「日本食品衛生協会eラーニングサービス」を使用しており、各講義ごとに動画を見ることになりますが、一つの講座を完全に見終えないと次に進めない仕組みになっています。

 気になったのは、「食品衛生申請システム」と「イベントでの飲食物の取扱い」です。小規模な事業所では便利なネットでの申請管理が可能かは疑問なところもありますが、便利な時代になったものだと感心したり、最近多くなったキッチンカーによる移動販売について取り上げていることから、様々な問題もあるんだろうな~と思ったしだいです。

 最近では、各地のイベントでキッチンカーでの移動販売が日常化しています。確かに開業資金や維持費を抑えることができるため、魅力的に映って参入する人も増えているようですし、参入を支援する会社もあります。ですが、安い中古車に問題があったり、予定外の上乗せ見積書を出されたり、違反改造車が出回って車検が受けられないと言った問題も多いようです。

 また、キッチンカー販売は出店場所の確保が難しく、人が多く売れやすい場所はすでにライバルたちに占領されているため、他の場所を探さなければいけません。そして、講義内容のとおり、キッチンカーは「食品営業自動車」に分類されるため、営業許可は各自治体の保健所で申請しなければならず、移動するたびに許可取りをしなければならないのです。 

 そんな事を想像しながら受講を進めて終了し、「受講済証」を発行して受講を完了しましたが、いったいどれくらいの事業所がeラーニングサービスで受講したんでしょうね?