映画を観に行く

昨日は、妻の要望で映画『銀河鉄道の父』を観てきました。門井慶喜による第158回直木賞受賞作「銀河鉄道の父」を映画化した作品で、2023年に没後90年を迎える文豪・宮沢賢治の生涯を、父親の視点から家族をめぐる物語として描き出しています。

 宮沢賢治といえば岩手県花巻市をイメージしますが、この映画の撮影は令和45月から6月にかけ、恵那市岩村町・明智町では撮影が行われました。そんな訳で、岐阜県ではこの映画の公開に合わせ、ロケ地となった恵那市岩村町・明智町にて、観光需要喚起を目的とし、撮影で使用されたロケセットの再現や撮影時の様子を紹介するパネル展示を実施しています。(429日から625日)

県のホームページからロケMAPをダウンロードしてみると、岩村町本通りでは木村邸でロケセットが再現され、通りには撮影時に使用した看板等の道具を設置されているようです。また、勝川家、京屋家具店には紹介パネルもあるんだとか。岩村町へは3月に出掛けたばかりなのでロケ地巡りはしませんが、朝ドラ「半分、青い。」の時のような盛り上がりにはならないかも。
 映画の公開に合わせ、中日新聞でも数回に渡ってロケ先となった場所が紹介されたため、映し出される場所が妙に気になってしまい、映像に入り込めないところもありました。ただ、農民の敵である質屋の息子が農民の味方となり、それを父親として受け入れるというくだりは、花巻の宮沢賢治記念館を訪れた時のことを思い出させてくらました。
 

賢治の余命僅かとなった際、父親が突然「雨ニモマケズ」を暗唱する場面には、泣かせにきたな~と、しらけた気分になるかと思いきや、ついジ~ンとなってしまったのは、孫と過ごした経験からなのでしょうね。