8周年

 来月の55日で、まめ蔵開業8周年となりますが、あっという間に8年間が経過したという感覚です。サラリーマンを約35年経験し、全く異なる分野に進んできましたが、多くの幸運に恵まれながら続けられたことに感謝するばかりです。

 そんな感謝の気持ちを形にするため、コーヒー豆を定期的にご購入していただいているリピーターの方々や、新たにコーヒー豆を購入していたけるお客様へ、小笠原諸島父島のコーヒーノキで作られた「珈琲花茶」をプレゼントすることにしました。そんな理由で、今回の絵手紙はコーヒーの花を題材にしたのです。

 珈琲屋のプレゼントですからコーヒー豆がいいのかもしれませんが、それぞれ好みがあり、希少な豆とか、高級な豆とかいうものを選んでも、必ずしも喜ばれる訳ではありません。それよりも、「なんじゃこりゃ?」、「へー!」といった珍しさが良いのではないかと考え、「珈琲花茶」のティーバッグにしてみたのです。お渡しするときの反応が今から楽しみです。

 8周年といえば、漢字の「八」からイメージされる「末広がり」の意味で、幸運な数字、縁起の良い数字であると言われています。「八」の形が「上」(現在)から「下」(未来や将来)へ広がり、これが永久的に発展、繁栄するということを意味しているんだとか。しかし、必ずしも良い表現ばかりがある訳ではありません。

・八方美人(どこから見ても欠点のない美人、転じて、誰に対しても如才なく振る舞う人)。

・八方塞がり(どの方角・方面にも障りがあって何もできない状態)

・八つ当たり(直接関係のない人を含めて、あらゆる方面に怒りをぶつけること)

・嘘八百(数えきれない程のたくさんの嘘)

・口八丁手八丁(「八丁」は八つの道具という意味で、それらが使いこなせるほど、いろいろなことが上手であること)

 それに、8周年は同時に9年目に突入を意味するのですから、験を担ぐようなことをしても仕方がないのです。サラリーマン時代のことを思えば、やっと主任になったくらいでしょうから、まだまだ未熟者なのです。一つの通過点として、地道に前を進むことを考えます。それが自分らしいから。