春の花

 店の前の花壇からチューリップの芽が出てきました。昨年の秋に花壇の植え替え作業した際、妻がチューリップの球根を植えたものが冬を越して芽を出したのです。自宅の庭には水仙の花が咲き、紅梅も空に向かって花びらを広げています。そして、3月下旬には桜も咲き、春爛漫も近しといったところでしょうか。

 そんな話をお客様としていると、「アセビも咲いてますよ。」教えてもらいます。「アセビですか?」聞き覚えのない私は聞き直してからタブレットで調べてみると、ツツジ科の常緑性の低木で見たことのある花でした。アセビは「馬酔木」とも書き、葉にアセボトキシンなどの有毒成分が含まれることから、ウマが葉を食べれば毒に当たって苦しみ、酔うが如くにふらつくようになる木というところからついたとされるます。

 確かに見たことがあるのですが、実際に見てみたいと思い、自生しているといわれる近くの山へ散歩がてら見ようと思ったのですが、いきなりクシャミが出てしまい出歩くとこを諦めました。花粉症と付き合っている私にとって、この時期に屋外での行動は大変リスクがあるのです。目覚めとともにメヤニで目が開けられず、顔を洗っても痒みが治まりません。花粉が飛散するピーク時には、夜中にクシャミで目が覚め、鼻水が止まらずベットに寝ていられなくなる程です。 

 この季節は窓から見える春の景色を楽しむか、冒険して外に飛び出すか、悩ましい日々が続きます。