頂いてばかりです

 毎年花粉症で苦しんでいる私は、朝晩、掛かりつけのクリニックで処方してもらっている漢方薬を服用しています。そんな話をカウンターに座ったお客様に話していると、「それなら蜂蜜がいい!」と勧められました。しかし、「妻が作ったヨーグルトに蜂蜜を入れて毎日食べてますよ。」と伝えると、「それは、その蜂蜜がよくない。市販の蜂蜜は砂糖が入っているので、天然の日本蜂蜜が効くんだよ。」そう言って帰られました。そして、10分後に再び来店され、「この蜂蜜を食べてみや~。これはお試しで、買いたければ100g○○○円だから。」そういって、蜂蜜の入った小瓶を置いていかれました。

 時々来店されるお客様が日本蜂蜜の養蜂をされていることは知っていましたが、突然の小瓶に入った蜂蜜に驚いたしだいです。確かに、天然の蜂蜜にはさまざまな種類のポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには花粉症の原因であるアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑えてくれる作用があり、これが効うのではないかといわれています。

また、蜂蜜は80%の糖類(果糖とブドウ糖)と20%の水分でできていますが、砂糖の場合、ショ糖でできているため、ショ糖果糖・ブドウ糖に分解吸収という手順を踏むのに対し、蜂蜜の場合はミツバチがすでに分解してくれているため、果糖・ブドウ糖吸収とスムーズに体内に吸収されていきます。だから、蜂蜜に含まれるポリフェノールやビタミン類もスムーズに体内に吸収される話も聞きます。

まあ、毎朝ヨーグルトに入れる蜂蜜の量に、「入れ過ぎ!」と妻から注意される私にとっては、「花粉症の為だから!」という言い訳ができるので、ありがたく利用させていただきます。(人体実験でもあるしね)

 そんなことを考えていると、お昼にカウンターに座った方から、「自分で作ったから。」といって豆餅を差し出されました。見ると、明らかに豆の量が多い豆餅です。まめ蔵だから豆餅を持ってきたかは不明ですが、この豆餅は黒豆で使用したものではなく、赤えんどう豆なんだそうです。わざわざ遠方の店まで出かけて買ってきたんだとか。

赤えんどう豆は、みつ豆や豆大福などの甘味によく使われるえんどう豆の一種です。主に北海道で生産されているおり、成長度合いによって呼び名も変わります。若く早採りしたものは「さやえんどう」や「絹さや」、未熟な状態は「グリーンピース」として食べられます。そして、完熟した子実を乾燥させたものが、赤えんどう豆なのです。赤えんどう豆は食物繊維が豊富なので、特に便秘の改善に高い効果が期待でるといいます。 

日本蜂蜜で花粉症も改善され、赤えんどう豆の豆餅で腸活もでき、良い事づくめな訳ですが、果たしてどうなることか。それにしても、いつもお客様に頂いてばかりです。感謝!感謝!