ポストに入ったコーヒー豆

小雪が舞い散る朝、自宅を出て店に向かうと、ポストにコーヒー豆の袋が入っています。見ると、「田島珈琲店」と書かれた袋で、袋の裏には「親父さんと話したいなぁ 代わりに豆が話します」とメモ書きされていました。

 田島珈琲店というのは、店主の田島章吉さんが201811月に愛知県稲沢市祖父江町にオープンしたお店です。開業前には時々まめ蔵に立ち寄ってくださり、「私も珈琲屋を始めたい」といった話を聞いたものです。定休日が同じ月曜日ということもあって互いに訪問する機会は少ないのですが、今回は、留守を承知で訪ねていただいたようです。

 実は、定休日の昨日も午前中に二度ほど店に立ち寄っていたので、運悪くお会いできなくて残念でした。そこで、開店前に頂いたコーヒーを淹れて一息入れます。深煎りのコーヒー豆をネルドリップで抽出する田島珈琲店のスタイルとは異なりますが、少し低温でゆっくりのお湯を落として淹れたコーヒーを飲みながら、ホームページを閲覧して古民家を移築した田島珈琲店を思い出しているのでした。 

 毎年、銀杏が実るころには祖父江町へ行ってみたいと思うのですが、なかなか行けません。「ごちそうさまです!」