ギャラリースペース岳へ

まめ蔵を午後から臨時休業にし、集団接種会場となるセラトピア土岐で5回目のワクチン接種を済ませた後、妻と共に土岐市妻木町にあるギャラリースペース岳へ向かいました。ここでは、洋画家の森本彰さんによる個展「森本彰 絵画展信濃の途(みち)Ⅱ─」が11月13日(日)まで行われているからです。

森本さんの作品とは、201810月に中津川市にある「ギャラリー詩と美術館/カフェ山峡」で見てから4年ぶりとなります。中学生の時にテレビでレオナルド・ダビンチのドキュメンタリーを見たことから画家を目指し、デザイナーとして働いた後、40歳を過ぎて本格的に画家の道に進んだ森本さんです。

森本さんの絵は、スーパーリアリズムと言われるような写実画が中心です。私は森本さんが描く写実画が好きなのですが、絵画の世界では「写実主義は古い」と言われることもあるようです。そこで、古さを感じさせない、現代の写実画を描くため、本当の意味でのリアルとは何かを追求し、今展のテーマである『信濃の途(みち)』に表現されたとか。『途(みち)』には、東濃から信州への『道』という意味のほか、自分自身の創作過程を表す『道』という意味も込めているそうです。

森本さんは画家として一面だけでなく、春日井市高森台にある、特定非営利活動法人NeedCareProduceNPO法人NCP)子ども支援センターチャレンジハウス”ヒゲさん”の愛称で子供たちと関わりを持ったり、土岐市内の就労支援施設アルムの家が運営する放課後等デイサービスのアトリで指導員として絵画を教えるなど、子供たちと様々な活動されてこられました。現在は、特定非営利活動法人NeedCareProduceNPO法人NCP)の南信州飯田市を拠点とした場所で、軽度の発達障害を持つ子供たちに絵を教えておられるようです。来年には、瑞浪市で自身と子供達との合同展を開催予定だとか、楽しみな予定が一つ加わりました。 

ワクチン接種による副反応は今のところ無いようです。明日も店を開けられることを願っておとなしく過ごすことにします。