4回目接種

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。土岐市においても感染者数の急拡大が続いており、7月第一週目の火曜日から土曜日に発表された数字と8月第一週目と比べても、一目瞭然で感染者の増加が明らかです。さらに、年代別の数字を見ると、子供とその親の世代に集中していることが分かります。

 以前は濃厚接触者へのPCR検査が行われていましたが、今では職場での濃厚接触者扱いがほぼなくなったうえに、家族でも症状が出ない場合はPCR検査をしないため、検査件数が減るはずなんです。ところが、現実には発熱外来では検査依頼が多発して一日では検査できず、やむなく翌日廻しになったり、無料検査所となっているドラッグストアーに長蛇の列ができるといった状態になっています。

 岐阜県の病床使用率は8月5日現在で58.0%となっていますが、医療従事者が家族から感染したり濃厚接触者となるため、実際の病床が稼働できない病院も多く、現実はかなり逼迫していると思われます。そのためか、「岐阜県BA.5対策強化宣言」なるものが発出されましたが、いったいどれだけの効果があるのでしょうか。

 ある人は「そんなもの、もう風邪と同じだ。」と言ったり、「高齢者は行動の自粛を。」と言ったと思ったら、「経済を回せ。」と言う。いっそ、感謝者数を発表するから混乱するんだといって、件数把握をしないような動きもあります。新型コロナウイルスを無かったことにしたいのでしょうか。

 そんな状況下で、私は四回目のワクチン接種を終えました。集団接種会場には多くの人が訪れており、危機感が高まってきているのかと感じました。多くの人がワクチン接種に理解を示していると思うのですが、中には、店内のワクチン接種のため臨時休業する旨の案内文を見て、「ワクチンで死にたいの?」と言われる、反ワクチン派の方からの声も聞きます。 

 混沌とした状況は、まだまだ続きそうです。