田んぼdeアート2022

 カウンターに座られるお客様の中に、毎年、山岡町の「田んぼdeアート」の写真を暑中見舞はがきに使用する方がいらっしゃいます。そこで、事前の情報収集を兼ねて、いつもよりも早く山岡町へ出かけてきました。

明知鉄道の山岡駅を抜け、その先のイワクラ公園に車を止めて展望台へ歩いていると、20m程先に男性がカメラを持って歩いています。展望台で声をかけると、岡崎市から毎年撮影に来るそうで、今日も明知鉄道の列車と一緒に撮るため、しばらく待つとのことでした。

 山岡町の「田んぼdeアート」は、里山再生に取り組む「イワクラ里山倶楽部」が平成27年度に実施したのが始まりです。その後、労力と予算の都合で中断されましたが、山岡在住の有志「山岡元気プロジェクト」が引き継いでおり、毎年様々なデザインを田んぼに表現しています。今年は地元に根付いている「地歌舞伎」です。展望台にある説明書きには、「山岡町では古くから地歌舞伎への取り組みが盛んに行われており、この貴重な文化や伝統が継承されるよう願いを込めてデザインしました。」とありました。

 稲の生育がこれからということで、目の粗い地歌舞伎のとなってはいるものの、山岡の田んぼに見得を切るポーズがはっきりと見て取れます。さて、何にニラミを効かせているのでしょうか。 

 87日(日)の午前中には鑑賞イベントが行われ、五平餅やフランクフルト、地元野菜の販売が行われる他、工作教室や歩き方講座などが行われるようです。