今年の初収穫

店の前に植樹したブルーベリーが今年も実りました。昨年よりも多く実が付いており、熟した実を探しながらの初収穫です。ブルーベリーは樹上完熟するので、収穫後の糖度は増加しないと言われており、ちょうどいい具合に完熟した実だけを収穫したいのですが、実際に実を取ると全体に青く色付いていなかったりしました。

美味しいブルーベリーを収穫するには、適した時期に、適した粒を、一粒ずつ手で収穫するという事が大事になってきます。その際には、果実がきちんと着色していること、果軸を見て緑色から茶色に変色しているか。実に白い粉のようなブルーム(果粉)といって、果実が乾燥から身を守るために発生させているか、といったものが判断材料になります。果軸を見るのは、ブルーベリーの色素であるアントシアニンが成熟度の進行によって果軸にも着色していくからです。 

ブルーベリーを収穫しながら、まめ蔵を開業する前に行った、ハワイ・コナのUCC農園でのコーヒー収穫体験を思い出しました。「適した時期に、適した粒を、一粒ずつ手で収穫するという事が大事」というのが共通しており、収穫されたコーヒーの実の画像を生豆商社の画像で観るたび、「こんなんかい?」、「随分丁寧に収穫しているな!」などといった感想を持ちながら、仕入の参考にしたりしています。(現実には実物と違ったりしてね) 

さて、少しだけ収穫したブルーベリーは、明日の朝食時にヨーグルトと一緒にいただきましょうか。