肥田町の大集会へ

昨晩は、久しぶりに手話通訳を行ってきました。手話サークルでの通訳活動では、平日や土日の昼間に行う機会が多いため、珈琲屋をしているとなかなか機会がありません。そんな中で、肥田町の青少年育成会が行う大集会は平日夜に行われるので、この通訳だけは参加していたのです。ところが、コロナ禍で育成会の大集会自体が実施されず、3年ぶりに参加となりました。

 大集会のメインは、「子供たちの主張」と「パネルディスカッション」です。小・中学生4人による作文の発表では「人種差別」や「SDGs」といったテーマが取り上げられ、毎回ながら、自分の頃とは随分と考えて生きてるな~。と感心しきりです。昔は、アホなりに色々悩んだりしたんでしょうが、今のように情報が手軽で大量に触れらる世界に生きていると、悩む内容も違ってきます。思わず、「もっと気楽に!」と言いたくなってしまいます。

 肥田町の今と未来を語る会と題したパネルディスカッションでは、タイムスケジュール的にディスカッションとまではいきませんでしたが、子供たちと大人たちが同じレベルで話す機会には好感が持てました。そうした内容を手話で表現する訳ですから、意外にボーっつと聞いていられないので、会場の中では誰よりも通訳者は真剣に聞いています。

 もちろん、事前に原稿があるような作文については、ボイスレコーダーに録音して表現方法を工夫する余裕はあるのですがね。でも、相手に分かりやすく、書いた本人の気持ちを汲み取りながら伝えるためには勉強が必要になります。だからこそ、こうした作文の通訳は手話の学習においては大変良い機会なのです。 

 さて、市へ提出する通訳実施報告書でも書きますか。