お供の日

27日の定休日は「お供の日」です。土・日に家を空けている身としては、妻からの要望を素直に受け入れるべきと心得ているので、妻が休みを取った日は、希望の場所へお供をすることになっております。

今回の要望は、「名古屋市の伏見にある水羊羹の店に連れてって。」というものです。事前にナビに設定するため調べてみると、結構有名なお店なようです。御園座の近くにあることから芸能人にも人気らしく、何度もマスコミに取り上げられているようです。

梅雨明け宣言された灼熱の街に車を走らせて伏見のオフィス街に入ると、派手な看板もなく、玄関の上に「むらさきや」と書かれている簡素な佇まいの店に到着しました。小豆の餡の色から“むらさきや”という店名が付けられたというお店は、1928年(昭和2年)に伏見で創業されており、ナビが無かったら通り過ぎてしまうほど目立たないお店でした。

ここでは、水羊羹の他にも数種類の和菓子が購入できますが、店内で抹茶とお菓子がいただけるため、水羊羹のセットを注文します。すると、「奥の突き当りを右に曲がった場所に席が設けてあります。」と案内され、小さな中庭が見える部屋へ向かいます。外の喧騒とうって変わり、涼しく静かな空間でゆっくりとした一時を楽しみました。(ホッとする)

 「むらさきや」を後にして向かった先は、ナディアパークB1 特設会場で行われている『DETECTIVE CONAN THE MOVIE 展 〜銀幕の回顧録(メモワール)〜 』名古屋会場です。劇場版「名探偵コナン」の名場面を再現した大型企画展で、人気キャラクター達とのフォトスポットや、映像を使った体験演出によって構成されており、劇場版「名探偵コナン」の世界を様々な角度で楽しむことがでるというものです。ですが、コナンを見ない私には「へ~。」というくらいで、正直、入場料1,500円は高いと思いながら会場を後にします。(今日はお供ですから)

 その後、昼食を取って帰宅しましたが、自宅に戻ると室内には熱気が篭っています。早い梅雨明けと同時に、長い長い夏がやってきて、憂鬱な日々になりそうです。