褒め言葉

自宅の庭に植えてある梅の花が咲き始めました。昨年は2月中旬に開花したので、随分遅い開花になっており、例年になく厳しい寒気が押し寄せていることが分かります。昨年のブログを読んでみると、2月22日に岐阜市の梅林公園、3月2日には犬山市にある大縣神社の境内の梅園を散策していますが、梅を楽しむ時期を少し遅らせねばなりません。

春が待ち遠しいものの、相変わらずコロナ、コロナで気が滅入ってしまいますが、そんな中でもコーヒー豆を購入されるお客様が毎日あり、楽しい日々を過ごすことが出来ています。つい先日も、コーヒー袋を手に取ったリピーターの方が、「奥さんがこの豆を気に入っててね。優しい味がするっていうんですよ。マスターの人柄なのかな~。」、なんて話してくれました。「美味しい。」とか「飲みやすい。」といった言葉を頂けることはありましたが、「優しい味」という言葉は初めてで、大変うれしくなってしまいました。本当に最上級の褒め言葉です。

美味しさという感覚は個人差があり、同じものでも異なる感想を持つことがあります。時には、店側やコーヒー豆の付加情報によって過大に評価したり、「〇〇と比べて美味しい」といった比較することで、本来の味を見失うこともあります。けれど、単純に「優しい味」と表現されると、そんなことはどうだっていいと思えてくるのです。 

焙煎してる本人は「優しい味」を意識したことがないので申し訳ないのですが、春を前に一人ウキウキしておりました。