タヌキ!

先日、妻からのLINEで画像が送られ、「この動物、何?」と尋ねてきました。明らかにその動物はタヌキです。体毛が一部抜け落ち、随分と痩せていますが、大きな尻尾と顔つきからタヌキだと判別できます。山道で車を走らせている時に、時々歩いている所を見かけていましたが、自宅の庭に現れたのは初めてです。節分の際に投げた豆を食べに来ている野鳩は見たことがありますが、まさかタヌキが食べに来たのでしょうか。妻によれば、庭の芝をゴゾゴゾと掘ってはウロウロと歩いた後、どこかへ去って行ったそうです。

縁起物のタヌキの置物や昔話、アニメなど、丸っこくて愛嬌のある顔で表現されますが、実際は意外とシャープな顔つきです。一般的に昔から馴染みの深い動物で、人間と共存して親しまれているものの、山林や田畑などを荒らす厄介者でもあります。本来は夜行性なので、昼間にノコノコ人の庭へやってくるのは珍しいと思いました。 

以前、庭の花壇をイノシシが荒らし、ユリの球根だけを食べて行ったこともあります。そして、今回はタヌキの登場となり、我が家も野生動物の寄りつく場所になってしまったのでしょうか。それというのも、野生動物が山で住みにくい世の中でなったからに他ならないのですが。近くの山ではニホンカモシカを見たというお客様もいましたが、いずれ我が家にも顔を見せるのかもしれませんね。