年末恒例

まめ蔵を始めるにあり、経営をしていくための必要な知識や技術を、サラリーマン時代から徐々に学び始めました。コーヒーの抽出、焙煎、そして製菓等々、求められる項目を箇条書きにして一つ一つ積み重ねていきます。そのうえで、一人で運営していくためのタイムスケジュールを書き出し、現実可能なものにしていくため、思い描いていたものを徐々に削っていく作業を行いました。

 その一つがケーキのテイクアウトを無くした事です。クッキーのように保存期間が長くないため、必要最低限の種類と量に限定して作れば廃棄も無くせます。それにショーケースを置くスペースも必要なく、小さな店舗を効率的に使用することが出来ます。何よりも、限られた時間をケーキ作りに割くよりも、出来るだけコーヒー豆の焙煎とハンドピックに割きたかったからです。

 そんなケーキのテイクアウトですが、年に一度だけテイクアウト用に準備しているのが今日です。市内にあるNPO法人地域活動支援センター「土岐やまびこ作業所」の最終日に合わせ、代表の方からクリスマスも近いことからケーキを頼まれているからです。10人分を箱に入れ、当日の朝に店頭で手渡しています。特にクリスマス用のケーキがある訳でもないため、お店で提供しているイチゴのロールケーキ、ガトーショコラ、パウンドケーキを詰合せているだけなんですが。

 代表の方がサラリーマン時代から知っていることもあり、開業当初から7回目となります。ケーキ専門店のパティシエが作るケーキではないので、あまり褒められるような品物ではありませんが、喜んでもらえればと作らせていただきました。 

 これで、年末の大きな行事が一つ終わります。