明日は冬至

 明日、12月22日は「冬至」です。北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなり、昼が最も短く、夜の長い一日となって、この日を境に徐々に昼が長くなっていきます。明るい太陽の出る時間が短くなることから、古代ヨーロッパでは「ユール(Yule)」という冬至祭が、12日間に渡って行われていたそうです。そんなことから、太陽の「死と復活」のお祭りであったユールが、キリストの誕生を結びつけたクリスマスになったという話もあるくらいです。

 そんな冬至の前日に、「庭に実った柚子を持ってきたから好きに使やあ!」と言って、ダンボール箱いっぱいの柚子をお客様からいただきました。冬至といえば柚子湯に冬至かぼちゃという訳で、さっそく小袋に分け、来店客にお持ち帰りいただくよう準備しました。すると、面白いように減っていくでわないですか。 

 残った柚子を持ち帰ると、妻が柚子湯用の柚子は庭に少しばかり実った物を用意しており、冬至かぼちゃも流し台の上に置いてありました。この当たり前のように行っている、柚子湯に冬至かぼちゃという風習に季節を感じながら、師走の一時を過ごすのでした。