コンビニ・コーヒーを飲みながら

ここ数週間、車で出かけた際にコンビニへ行き、いわゆるコンビニ・コーヒーを飲んでいました。飲んだのは大手四社のファミリーマート、セブンイレブン、ローソン、ミニストップです。サイズはSで、全て100円(税込み)なのですが、改めてコンビニ・コーヒーのクオリティーに驚くばかりです。スタバのShort319円(税込み)よりも美味しいし、ワンコインなのだから。

 原価を考えたら薄利多売のように思えても、パンやデザートといったサイドメニューのついで買いを誘発させることができます。なによりも、コンビニ・コーヒーというブランドを作ったことが大きく、「♪飲むんだったらUCC~」(古いか?)じゃないけど、「コーヒーを買うからコンビへ立ち寄って!」という習慣を作ったことは間違いありません。

 一店舗で一日100杯以上といわれるコンビニ・コーヒーの集客効果は、コンビニ店舗の飽和やドラッグストア、宅配ビジネスといった競合相手の台頭によって必要不可欠ものなのでしょう。また小売業にとっては、将来的な人口減少によって顧客自体が減ることが確実なのですから、顧客の奪い合いの先には自然淘汰が待っているのですから。

 地方の小さな珈琲屋も同様で、名ばかりの自家焙煎珈琲を謳った店も増えるうえに、コンビニ・コーヒーよりも不味いコーヒーを提供したら、すぐに閉店に追い込まれる運命なのです。「くわばらくわばら」。 

 ちなみに、コンビニ大手四社の中では、ファミリーマートのキャップが一番飲みやすかった。開け口の大きさには各社ごとに差があり、ファミリーマートの開け口が一番大きくて、温かいコーヒーを口の中に入れた際に熱さを感じにくくて良い。ただ、コーヒーは美味しくなかったけど。(あくまでも個人の感想です)