彼岸花を見る

 お彼岸を来週に控え、日曜日に妻がお墓掃除をしてくれたこともあり、今朝、「しきび」を買って一人墓前に供えようと玄関を出ると、庭の隅に彼岸花が咲いていました。なんだか急に秋が深まっていくような気分になります。

 今日は、母親と掛り付け医の診察を受ける日なので、診察後に自宅へ送り届けてから、20169月から5年ぶりに、豊田市内を流れる逢妻女川(あいづまめがわ)まで車を走らせました。逢妻女川の天王橋(丸根町)から男橋(宮上町)間(約450m)の両岸の土手には彼岸花が咲き誇り、毎年多くの方が散策に訪れる名所になっています。見頃には1週間ほど早いのですが、早咲きの彼岸花が咲いているという情報を知り、思い切って出かけてみたのです。

 今年はコロナ禍とあって道案内の看板等出さない予定で、目印になるようなものはなかったのですが、前回、車を駐めた場所を思い出しながら向かうと、早咲きの彼岸花が見えてきました。逢妻女川の誰もいない土手を歩くと、10cm程に伸びた彼岸花の芽が四方八方に出ているのが分かります。今年も川の両岸の土手いっぱいに咲く光景が想像でき、世間のコロナ騒ぎも我関せずといった自然の逞しさがあります。 

 そんな秋を肌で感じながら、「栗きんとん」や「いもういろう」を食べ、「彼岸花」を眺める時間を楽しむ、そんな生活に喜びを噛み締めているこの頃です。