ガレリア織部へ

 JR多治見駅北口から北東へ200mほどの場所に、20186月にオープンしたギャラリー&カフェ・ガレリア織部があります。昨日、友人が「821日(土)から知人が絵画展をしているので行ってみたら?」と声をかけてくれたので、さっそく出かけてきたのです。 

 そこで絵画展を行っているのは、尾張旭市在住の石上誠さんです。石上さんは名古屋市を中心に東海、関西地方の百貨店などで個展を開いてこられましたが、岐阜県内では初めてのようです。

 フライヤーの裏面に書かれた ART BASE PROJECTの文章によれば、「親しい人と会いづらくなり、閉塞感が満ちる日々。だがいずれは必ず、立ち込める深い霧は消え去り、蒼穹を仰ぎ見る。その変貌してゆく刻は、時空を超えて常に清新な希望を生み出すだろう。私は、有為転変の体現とともに、人と人の間や人と自然を繋ぐ心に沁み入る絵、艱難に向かい合う人々の背中を優しく、時に力強く支えられる絵を描きたいと切に思う。」と書かれてあります。

 ちょうど会場にいらした石上さんと話すことができ、「コロナ禍の中、作品を見た人の勇気につながったり、癒やしになったりすればうれしい。」と言われたとおり、コロナ禍だからこそ生まれた思いが作品に込められていることを感じます。この先どうなるのか不透明ですが、こうした絵画に触れる時間も大切にしたいものです。 

 この絵画展を勧めてくれた友人が、石上さんへまめ蔵のコーヒー豆を差し入れしていたことがあり、「あのコーヒー、美味しかったですよ!」と言ってもらえ、ちょっと嬉しくなって帰ってきました。