今年も七夕飾り

 昨日は、自宅に帰ってから七夕飾りをしました。年老いた母親と妻の三人暮らしで、こうやって毎年七夕飾りをしている家は我が家ぐらいなのかもしれません。いつものように隣の竹藪に入って枝を切り、折り紙で短冊を作って思い思いの願い事を書き込みます。

母親が時間をかけて書いているので覗いていると、3行にわたって作文のような願い事を書いておりました。こんなんで願い事が伝わるんだろうかと思いつつ、私と妻も短冊に書きますが、お互いに願うことは、平常時の生活に戻り当たり前のことが出来るようにといったことです。

七夕と言えば、1年に1回、天の川を渡って織姫と彦星が出会える日といわれています。秋の豊作を願う際、神様が着る着物を織る織姫に一生懸命にはた織りをしているので、天の神様が牛の世話をよくする牛飼いの彦星と結婚させてくれたそうです。しかし、2人は楽しくて仕事もせずに遊ぶようになってしまい、神様が怒って2人を天の川を挟んで引き離してしまったという物語です。哀れにおもった神様が年に一度、七夕の日だけ2人を合わせてあげることにした日が77日なのです。

はた織りの機械を昔は「棚機(たなばた)」と呼んでいたのが七夕の名前の由来になっているらしく、願い事をするのは、中国の乞巧奠(きこうでん)が由来のようです。乞巧とは、技巧を授かるよう願うとか、上達を願うという意味で、織姫にあやかって、はた織りや裁縫の上達を願う儀式だったそう。 

つまり、私ならば、焙煎や抽出が上達するように願い事を書くべきで、「髪が生えますように(昔は書いてた)」といった技巧の上達と関係のないものは効果が無いということでしょうか?だからか!髪が生えてこなかったんだ。