テレビ見た?

 先日、「ドキュメント72時間を見た?」と、カウンターに座った方から尋ねられました。私は空かさず、「見てないですよ!寝てますから。」と答えました。NHK総合の午後1045~午後111530分番組ですから、その時間は確実にベットの中にいます。暗くなったら寝て、明るくなったら起きる生活なので、よほどでない限り録画して観ることはありませんから。

「ドキュメント72時間」は、街角で3日間、固定カメラなどで、同じ時代に居合わせた人たちがどんな事情を抱え、どこへ行くのかをインタビュー形式で捉えるものです。今回の放送は、「京都 コーヒー豆スタンドで一息を」というタイトルで、京都の町中にあるスタンド形式のコーヒー豆専門店を舞台に、その店を訪れる様々な人々にインタビューしながら、このご時世に、みんなどんな一息をついているのか耳を傾けます。

そこで、NHKプラスの見逃し配信で観てみると、京都市の錦市場入り口手前にある「びーんず亭」が舞台となっていました。この「びーんず亭」は、平成6年に自家焙煎珈琲専門店としてオープンし、平成166月末にお向いに移転し、スタンドカフェのスタイルになったそうです。人通りのある街だから可能なスタンドカフェには興味がありますが、田舎では立ち飲みの人など来ることもないですから、私にとっては現実的ではありません。

珈琲屋をやってみて分かったことは、本当に様々な人が来店されるということです。「ドキュメント72時間」に登場した人のように、これまで自分が関わってこなかった人に出会うことができ、様々な人間模様を垣間見ることが出来ています。自分が何かお手伝いが出来るという訳ではありませんが、自分が販売したコーヒー豆が一時の癒しの場を提供していると思うと、嬉しくなるから不思議なものです。 

 「びーんず亭」の店主のように、個性的な髪型にできない「まめ蔵」の店主ですが、珈琲屋を楽しんでおります。