岩倉の桜並木

 土岐市内の桜も見頃を迎える頃、「そういえば、岩倉市の桜並木を見に行ったよね?」と妻に話すと、「私は行ってないけど。誰と行ったの?」といった険悪な雰囲気になります。念のため、その時のブログを見直してみると、帰省していた長女と行ったことが判りました。 そんなことがあったものですから、改めて妻と岩倉市に流れる五条川に向かうことになりました。

五条川は、犬山市・大口町・江南市・岩倉市にわたって流れる川で、その全長約28キロメートルに約4,000本の桜並木が続いているのが知られ、桜のトンネルとなっていることから、日本のさくら名所100選にも選ばれています。例年、この時期には「岩倉桜まつり」が開催されますが、コロナ禍とあって中止となっているために臨時駐車場も開設されず、名鉄岩倉駅近くのコーインパーキングに駐車し歩いていきます。

五条川には満開となった桜が川の両岸からアーチを作り、土手には菜の花やパンジーが咲いて美しいものです。春休みとあって子供連れの家族やペットと散歩する人など、多くの人が散策しています。桜まつりが行われていないこともあって屋台の出店もなく、全員がマスクをしながら静かな花見となっており、静かな花見です。ただ、岩倉市の最高気温24℃とあって、マスクをしながらの散策はやはり息苦しいものでした。 

美しい桜並木を楽しんで、食事もせずに帰路につきます。こんな時期だから少々味気ない花見となりましたが、花見の話題で揉めることが一つなくなったのでした。