Webでコーヒーサロン

今日は、「第54回コーヒーサロン コーヒーで読み解くSDGs」(主催:コーヒーサロン、日本サステイナブルコーヒー協会)が15:00から16:30の間、ZoomYouTubeによるオンラインで開催されました。20197月に名古屋で行われた、第52回の「2019コーヒー危機とSDGs」に繋がるものです。

そのセミナーの中で、川島良彰氏から「池本先生と一緒にコーヒーとSDGsについての本を出そうと考えています。」との話があり、今年の3月17日に「コーヒーで読み解くSDGs」という本が出版されことになったのです。早い話、その出版記念講演みたいなものでしょうか。手元に該当の本は届いておりませんが、お店の接客をしながら傍らにパソコンを置いてYouTubeLive配信を見ておりました。

 ネット注文した本の紹介欄には、「SDGsは、環境、経済、社会に関わる17の目標を掲げていますが、それらの目標は、コーヒー業界がSDGs以前から取り組んできた課題の縮図でもあります。大学教授、国際NGOの元職員、コーヒーハンターという3人の著者がコーヒーを通してSDGsを紐解き、解説していくことで、誰もがコーヒーを通じてSDGsに貢献できることに気付く。コーヒーの価値観を変え、SDGsを理解できるこれまでにない一冊。」とありました。さて、どうなんでしょう?

 セミナーは、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)の尾山さんが小気味よくすすめてくれます。それにくらべて川島氏や池本先生からは、「ネタバレしないように!」といった気持ちが働いたせいか、少しフラストレーションが溜まった内容になっています。対照的なのが、サスティナブルアドバイザーの山下加夏さんの話です。本を読んでもっと知りたいという気持ちにさせてくれます。

 池本先生の「知ってるふり、やってるふり」を皮肉ったり、東大におけるSDGsの自虐的な話も面白いのですが、「将来に負の遺産を残さないことが、自分たちの役目です。」という言葉の意味をしっかり認識する事が、いかに大切で難しいことも感じます。 

 思いを込めて書いても編集で削られてしまったため、続編もありそうだということですが、2015年にスタートしたSDGsも2030年のゴールまで10年を切っています。「目標とターゲットがすべての国、すべての人々、及びすべての部分で満たされるよう、誰一人取り残さない」原則は、続編があっても難しいと思ってしまうのは私だけでしょうか。けれど、知ること、実践することは忘れないようにしたい。

追伸:今回のコーヒーサロンの模様はココのYuoTubeで見ることができます。