感染拡大中

 「岐阜県と岐阜市は6日、新たに県内で102人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日あたりの新規感染者数は、5日の98人を上回り過去最多。」(中日新聞電子版)こんなニュースが連日続いていることもあってか、昨年末からの来店客数が減少し続けています。店内の飲食によるリスクが減る訳ですから、ある意味安心して焙煎に専念できる環境になりました。しかし、想定している感染拡大はこれから先なので、地域経済やお客様の反応を見ながら感染対策も変えなければいけないのかもしれません。 

 新型コロナウイルスによる感染者数が発表されると、時々、夜になって岐阜県や岐阜市のデータを確認しているのですが、1月6日に発表された県感染症対策推進課と岐阜市の資料を見て、一つ気になる項目がありました。公表された資料の中の「陽性判明日」の内、1月5日判明が79名で、6日判明が23名と一日遅れの発表数が極端に多くなっています。PCR検査には数時間程度で検査ができるものの、検査数が多いために滞留しているのではないかと想像ができます。年末年始で休みとなる期間中に検査件数が減っていることは、岐阜県の資料を見ても明らかですから、今後もこの傾向は続いていくのでしょうね。 

 さらに気になるのが、岐阜県の11日から(5日間)の検査陽性率が10.2%もあることです。東京都が14%程の陽性率になっていることから、岐阜県においても同様の状態になれば感染者数は増える一方です。そうした数字によって、改めてコロナ禍の生活に慣れてしまった緩んだ気持ちが引き締まればよいのですが。席数を減らしたり、来店人数の制限をしなくても、お客様自身が判断して利用されることは良い事ですが、飲食店を営む側としては厳しさが一層増すことになります。 

 私のように一人で珈琲屋を営む者にとっては、「こんな時もあるさ。」と言っていられるのですが、従業員を雇っている店主にとっては悩ましい日々が続きそうです。