コーヒーの科学変化

 先月、定期的にコーヒー豆を購入されるお客様から、「ピーベリーってありますか?ピーベリーは甘いらしいので欲しいのですが。」なんて質問されたとブログに書きました。その際には、「当店にはピーベリーはございません。」とお答えし、『コーヒーの科学』(著:旦部幸博)に記載されたような内容を簡単に説明したのです。でも、「あれで分かっていただけただろうか?」と疑問に感じたため、後日ご来店された際に、『コーヒーの科学』の本のピーベリーとコーヒーの甘さについての記載ページに、付箋を付けて本をお貸ししたのでした。 

それから2週間後の今日、お礼だと言ってクリスマス用お菓子を用意して返却していただきました。また、付箋を付けたページ以外もお読みいただいたようで、コーヒーを淹れる楽しみが増したようです。これまで挨拶程度の会話しかなかった方から新たな質問をいただき、一冊の本をキッカケにしてコーヒーの科学変化が起こったようです。これから先も、コーヒーのことで会話が増えることでしょう。 

本→本+お菓子ですから、化学変化が起きたというには変だし、金の斧効果なのか、ちょっと表現が分かりませんが、ここはやはり「コーヒーの科学変化」ということにしておきましょうか。寒い日に、一人ホッコリしている店主であります。