変化

 定休日の月曜日、妻が休みを取ったということもあり、妻のリクエストで先日折込チラシの入っていた「ぎふ清流里山公園」に行きました。この公園は20184月にリニューアルオープンした際に覗きに行ったので、2年半ぶりの訪問となります。 

 当時のブログにも書いていましたが、ここは、2003年に岐阜県が公設民営方式の公園として整備し、その運営を株式会社ファームが行い「日本昭和村」としてスタートしました。その後、2013年に運営管理を㈱名鉄インプレスや㈱岐阜グランドホテルなどの5社による「昭和村MCグループ」が行います。ところが、来場者は減少する一方となり、2018年に「ぎふ清流里山公園」としてリニューアルし、「みのかもファーマーズ倶楽部」が運営することになった経緯があります。 

 「ぎふ清流里山公園」となった1年後の20194月には、園内に新たな空中アスレチック施設「PANZA(パンザ)ぎふ清流里山公園」が誕生しました。そして、今年10月には、積水ハウスと米ホテル大手マリオット・インターナショナルにより、「道の駅」に隣接したホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」がオープンしたのです。さぞかし賑わっているかと思いきや、公園内は閑散とした光景で、コスモス畑と今月園内に美濃加茂市で洋菓子を製造する若尾製菓がオープンした、「美濃加茂製パン処(どころ)わかお」に人が集まる程度です。 

 そんな公園を後に、昼食先に決めていたのが「和のおもてなしと極うどん たくあん」です。20099月に和食をリーズナブルで華やかに楽めた「日本料理 たくあん」が、201610月にリニューアルオープンしたお店なのです。「日本料理 たくあん」としてオープンした当時、女性に大人気のお店で、妻も私も何度か行ったのですが、久しぶりに訪れるとリニューアルされ、更に多くのお客様で賑わっていました。 

 調べてみると、㈲たくあんとして「幸せや」というトンカツ屋さんを県内に3店舗運営し、今年の11月には美濃加茂市内に「極うどん」のお店を新たにオープンされるようです。お昼に食べた松花堂弁当も、一般的な松花堂弁当とは比べ物にならないくらい素晴らしい内容でした。 

 私自身も珈琲屋として6年目を迎え、お店が成長出来るようになりたいと考えていますが、なかなか現状維持すら大変なのが現実です。「ぎふ清流里山公園」のように運営会社が何度も変わり、施設自体の魅力も特徴も薄れていくところもあれば、人気となって地域に複数店舗に拡大するところもあり、初期の形から変化することの難しさを感じます。 

 成長するといっても、目に見える形で分かるものから、印象が良くなったという感覚の変化であったり、味覚や嗅覚に訴えかけるものまで様々であり、具体的に今は答えることができません。けれど、変化を恐れないで成長していきたいものです。