「第2波非常事態」の宣言解除

 毎年訪れていた通称「おちょぼさん」(千代保稲荷神社)ですが、今年はコロナ禍で行くことが出来ないままでした。昨日は定休日の月末ということもあり、これまでお参りすることが出来なかった分を、「月越参り(つきこしまいり)」となる月末に行って少しでもご利益を受けようと出かけました。 

 多くの神社では月次祭(つきなみさい)といって毎月1日にお祭りをしますが、千代保稲荷神社では1日15日・22日に行われます。月次祭では、日々のご加護に感謝し、国の平安と崇敬者の安寧を祈り、この三日間は、拝殿正面の格子戸を開放しているそうです。特に、毎月末日(晦日、みそか)から翌1日にかけては、前月の御礼と翌月のお願いをする「月越参り(つきこしまいり)」となり、境内は夜通し多くの参拝者で賑わい、参道に並ぶお店が潤うのです。 

 コロナ渦ということもあり、参道に並ぶお店には目もくれず、一目散に参拝してきましたが、想像と違って参拝者の数は少なく、参道に数多くある立ち食いの串カツ屋さんには全くといってよいほど人がいません。やはり、人が接触しやすい立ち食いという密集場所は敬遠されているようです。 

 「おちょぼさん」は、岐阜県海津市平田町にありますが、岐阜県の古田肇知事は今日の午後、新型コロナウイルスの県内での感染拡大を受け、7月31日から8月末を期限に独自に発令している「「第2波非常事態」」の宣言を解除する方針を示したそうです。ただ、宣言は解除されますが、クラスターの発生状況を踏まえ、感染リスクの高いとされる締め切った場所での大人数や酒類を伴う飲食の回避、家庭内や集団生活の場での感染防止を呼び掛けるということです。これで、少しは人の流れが変わってくるのでしょうか?期待と不安が交錯する日々はまだまだ続きそうです。 

 「第2波非常事態」の宣言解除ってことは、昨日行った「おちょぼさん」や、先日行った「古井の天狗山」のご利益なんでしょうか?サマージャンボ宝くじは外れたけど!まあ、そんなことはさておいて、店内の「第2波非常事態」といったPOPを外し、ついでに席数も元に戻しましょうか。といいたいところですが、席数を元に戻すのはまだ先にしましょうか。涼しくなればインフルエンザとともに、再び新型コロナウイルスが連呼される日がくるかもしれませんから。