大口町のヒマワリ

 「定休日の月曜日が一日中雨だなんて、どこにも行けないじゃないか!」そう呟くと、「行くとこあるよ!」と妻が答えます。はぁ?「先ず、市役所で胸部レントゲンをやって、保健センターで大腸がん検診のキットをもらい、スーパーで茄子と卵を買って、JAの窓口で地域振興券を買って!」、「そうそう、サイドボードの上に、おばあちゃんが郵便局で手続きしてきほしいって、書類があるから!」、「書斎の机にレントゲンのハガキを準備しといたから!」 

 結局、雨の中いろいろな場所に行かせてもらいました。でも、休みを味わった気がしません。そこで、お客様からの情報をもとに、愛知県丹羽郡大口町へ車を走らせることにしたのです。なんと、大口町下小口の五条川沿いには、6月上旬だと言うのに「ヒマワリ」が咲き誇っているというのです。そして、先日の中日新聞にも紹介されたと言います。 

72日の中日新聞によれば、このヒマワリ畑は、大口町内の米農家「服部農園」代表の服部忠さん(47)が地主から借りた土地に育てたということです。町内農家から預かった田んぼ97ヘクタールで、田植え時に作業車のタイヤから落ちた土で道路を汚したり、トラクターが遅くて道を詰まらせたりすることを気にしており、農業を続ける中で、知らず知らず世話になっている地域の人に喜んでもらおうと育てたんだとか。 

ヒマワリ群落は大口町総合運動場北東の約2,200平方メートルもあり、主に耕作放棄地や雑草で作物が育ちにくい畑を選びヒマワリの種をまいたそうです。大口町役場近くにの駐車場に車を停めて、五条川沿いを雨の中を歩いていくと、想像したよりも背の低いヒマワリが一面に咲いています。あいにくの雨で太陽に向かって咲いてはいないものの、一足早く夏を感じる光景を楽しみます。 

その後、お店に戻って無くなったパウンドケーキを作り、一日はあっという間に終わるのでした。