朴葉寿司が届いた

 先日の新聞折り込みチラシに、白川町観光協会が企画した『おうちで楽しむ白川町~Enjoying shirakawa at home ~』が入っていました。白川町内の飲食店等で作られた朴葉寿司や町内事業所が販売している特産品を一堂に集めたチラシで、各店舗、先着50名様の送料(1,000円まで)が無料となる内容です。(1,000円を超えた場合の差額は自己負担)毎年、6月に入ると白川町の妻の実家で、家族総出で朴葉寿司や朴葉餅を作り、自宅に持ち帰ってきたものですが、今年は新型コロナウイルスの影響で恒例行事も無くなってしまい残念に思っていたのです。 

 そんなタイミングで新聞折り込みチラシを見たため、早速、妻が朴葉寿司と朴葉餅を注文してくれました。来週には懐かしい初夏の味覚が楽しめると今から楽しみにしていたところ、何と、今朝になってお客様が「家で作ったものですが」といって朴葉寿司を届けてくれました。こちらの心を読み取っていたかのように、心待ちにしていた朴葉寿司が先行して届いたのですからビックリです。感謝!感謝!家族で美味しくいただきました。 

新型コロナウイルスによる悪影響を緩和し、地域経済や市民生活を支援するために各自治体では様々な取り組みを行っており、多くが「振興券」といったプレミアム商品券です。土岐市でも、「土岐市なんじゃもんじゃ振興券」が計画され、1万円で2万円分のプレミアムが付くものです。ただ、こうした消費刺激策は必ずしも消費が増えて欲しい分野に向かわない面もあり、結局、土岐市内でお金を回しているだけになります。白川町では送料負担という方法で地場産品を盛り上げる手法を取っており、町外からのお金が集まることから、新鮮に感じる施策なのです。

 届いた朴葉寿司を食べながら、季節の味覚を味わいつつ、新型コロナウイルスと向き合う方法を考えてみるのでした。そして、何でもかんでもコロナのせいにしないで、本来のあり方を見直すことも忘れずに。