サークル活動再開

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、手話サークルの学習会会場であるセラトピア土岐と泉公民館が閉鎖されていました。そして、緊急事態宣言が解除され6月から再開されます。それに合わせ、学習会を再開することを臨時役員会で決定したのです。ただし、従来どおりの利用はできなくなりました。 

施設側から感染防止のため、事前に感染防止対策責任者を選任し、密集対策のための利用人数制限、参加者へのマスク着用義務、手指消毒と検温などに配慮するよう、利用チェックシートを提出することになりました。また、当日には、参加者名簿と体温と体調の記入した報告書も必要です。これは、保健所からの要請を受け、感染者が出た場合の濃厚接触者を特定させる目的があります。 

 そのため、手話サークルとしても独自にアルコール消毒液と体温計を常備し、ウイルスとの長くなりそうな付き合いをしていく準備をしています。「新しい生活様式」に少しずつ慣れながら、完全に収束するまで注意しながら学習しなければ、それまでの活動が水の泡になってしまいます。地元の公民館活動等をしているグループにおいても、厳しい状況だけれど始めていこうとするグループもあれば、戸惑って立ち止まって考え込むグループもあれば、昭和歌謡を歌うグループは12月まで活動を停止することを決めたと聞きます。 

 新型コロナウイルスに感染した人が、「犯罪者」のような扱いを受けるのではなく、インフルエンザになったような感覚に人々がなるまでは、立ち止まらずに前を向いて歩いて行かなければ、そうでなければ、社会は何も変わらないように思います。それまでは、多少窮屈であっても仕方がありません。 

 そうした窮屈さは「まめ蔵」としても感じており、意図的に席数を減らすなど、感染防止に努めながらも徐々に来店者数を増やす体制に戻す計画です。今はコーヒー豆の販売が増えてはいるものの、一時のだけの事だと考えており、今年の後半からの経済悪化は避けられないため、コーヒーを家で楽しめる余裕もなくなる人も出てくるであろうと考えています。年金世帯や公務員などのリピーターと違って、働き盛りのサラリーマンにとっては厳しい現実がやってきそうですから。 

 そんなことを、半年ぶりに来店された珈琲狂と少しだけ話しておりました。肝心なコーヒーについての話より、家庭のことなど雑談ばかりで、中身のない時間になってしまいましたが。これじゃあ普通の客と変わらない!まあ、それでいいのだけれど。