イチョウ並木

 今年は、春に稲沢市祖父江町の田島珈琲へ訪問したこともあって、秋には祖父江町内に1万本以上のイチョウの木があることから行われる、「そぶえイチョウ黄葉まつり」に行こうと決めていました。しかし、黄葉まつりは12月1日に終わってしまい、つくづく定休日を月曜日にしたことを悔やんだのです。でも、「それなら人混みもすくないからラッキーかも?」と気を取り直したのですが、またしても月曜日は朝から強い雨風と天候に阻まれ、やはり縁がなかったのだと諦めたのでした。 

 そんな訳で、午前中はお店に篭って在庫のなくなったリンゴケーキを焼き、翌日のために数種類の焙煎を行っていると、午後からは雨も小降りになってくるではないですか。そうなると、やはりイチョウ並木が見たいとの気持ちが再び芽生え、「祖父江のイチョウは来年にのこして、各務原に行ってみるか!」と車を走らせます。 

 岐阜県各務原市は、韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地・韓国春川市との姉妹都市提携をしていることから、提携一周年を記念して、ロケ地の並木道を市民の憩いの場である「学びの森」に再現し、「冬ソナストリート」と呼ばれている場所があります。 

 イチョウが黄色く染まるのは、11月中旬から下旬で、約300mのイチョウ並木の紅葉は、まさに冬のソナタの一場面のようです。のはずが、残念ながら時は既に遅し、雨風でイチョウの葉は多くが落ちてしまい、黄色の絨毯といったところでしょうか。 

 とりあえずイチョウ並木を見て満足し、一息入れようと珈琲工房ひぐち桜町本店に行き、スフレチーズケーキとコーヒーを飲みます。お腹も心も暖かくなってくると、「冬ソナのペ・ヨンジュンってQグレーダーの資格を取ってたんだよな。」、「韓国って脱サラ組のカフェ開業がメチャクチャ多いんだっけ。財閥企業に就職できないと安月給と残業でやってられないもんな。」なんて思いながら、結局、イチョウ並木もコーヒーに繋がっちゃう私です。