コーヒー豆値上げのお知らせ

 今年購入されたリピーター約100名を対象とした、夏のお知らせ葉書がやっと出来ました。宛名や文面は出来上がっていたものの、裏面の絵手紙が描けなくて、昨晩、お風呂に入る前に集中して一枚描き終えました。たった一枚描くだけなのに気持ちが乗らなかったのは、今回の案内文にコーヒー豆の値上げをお知らせしているからです。

 一応、コスタリカのブラックハニー入荷と臨時休業日がある旨の案内があるものの、コーヒー豆の値上げは開業以来初めてとなることから、値上げのタイミングや値上げ幅などを考えると、こうしてズルズルと先延ばしとなってしまいました。地域の方に出来るだけ手軽に品質の良いコーヒーを提供したいと思っていても、ニュークロップの度に値上がりする生豆には、それなりの対応を迫られたという訳です。

  お店で取り扱う中心的なコーヒー生豆9種類を、開業時と現在の価格との上昇率で見てみると、A:3.8%、B:22.5%、C:8.4%、D:0%、E:31.3%、F:21.9%、G:9.2%、H:20.4%、I:11.6%となります。コーヒー豆の販売価格に影響するものは、生豆の仕入れ値以外に、パッケージや焙煎に伴うガス代、それに人件費が関わってきます。幸いにも一人で経営していることもあって、人件費の抑制(我慢)は可能であるものの、仕入価格の上昇には限度があったのです。

 9種類の価格上昇率を見ただけでも、0%から31.3%まで大きく離れています。これを、一律に価格を上げる事には抵抗があるため、20%以上価格が上昇した豆のみを改定することとし、91日から実施予定です。また、数量限定で提供している豆についても、仕入価格に合わせて揃えます。

 91日までの一か月少々の間、悩ましい時間が続きます。