シーシーエスコーヒーへ

 今日はお店を臨時休業し、名古屋市のシーシーエスコーヒー株式会社へ行ってきました。このシーシーエスコーヒー株式会社は名古屋市千種区に本社を置き、コーヒー豆や関連商品を喫茶店・レストラン等へ販売する他、直営セルフサービスコーヒーショップ「ボルサ」や、コーヒー挽き売り専門店「ファゼンダ」を展開するロースターでもあります。

 今回は、本社研修室でJ.C.Q.Aコーヒーインストラクター3級検定講習会が行われ、朝から参加してきたという訳なのです。これまで、無資格営業(保健所の認可は有り)というか、何の肩書きも無いことに不安を覚え、とりあえず以前のブログで取り上げたように、受講するだけで3級の資格が手に入ることから講習会に行ったのではありません。また、3級の資格しかないと見せかけ、こんなにも知ってるんだと知識をひけらかしたい訳でもありません。(当然ですが)

 これまで、様々な場所でコーヒーに関するセミナーや講習会に、出来るだけ数多く参加してきました。そうした知識や経験を生かし、コーヒーについてお客様へ説明したり、実際に簡単な体験会を店内で開催し、最近では、公民館からコーヒー講座の講師を依頼されるようになりました。そうしたこともあって、コーヒーについて理解していただくための言葉選びや、表現方法を改めて見直そうと思い、コーヒーの入門編とも言えるであろう、コーヒーインストラクター3級ならば、何か良いヒントがあるのではないかと考えたのです。

 この講習会の冒頭には、「本講義では、このコーヒーが美味しい!という事は言いませんが、種(アラビカ種、カネフォラ種)、抽出、使用する水などによってどのように味が変わるのか?を解明し、皆さんのコーヒーライフが豊かになる様、コーヒーの魅力に迫ります。」とあったように、いかにコーヒーの魅力が今までよりも高まり、それぞれの家庭でのコーヒータイムが満足感溢れるものになって欲しいのです。

 コーヒーインストラクター3級の検定会は、全日本コーヒー検定委員会(J.C.Q.A.)が直接開催するのではなく、全日本コーヒー商工組合連合会加盟の会員企業、賛助会員企業がそれぞれ独自で開催する形となっており、現在全国で16の企業で開催され、今回のシーシーエスコーヒー株式会社では第2回目となります。そのためか、講師資格者も3級の内容に合わせた経験が少ないこともあって、指定された講義内容ではものたらないの部分もあり、どんどん伝えたい情報が増えてしまい、予定をした時間をかなりオーバーしました。受講者として嬉しいことでもあるものの、伝える難しさを感じます。

 また、全日本コーヒー検定委員会(J.C.Q.A.)が伝えたいと選んだ内容と、受講者が知りたい内容が一部には上手く合致しない部分もあり、「そこを深堀して!」とか、「その図解をもう少し丁寧に表現してほしい。」と思う事もありました。これも、自分が受講する立場になって感じることができた訳であり、今後、自分なりの工夫を加えながら、分かりやすい内容にしたいと思います。

 ところで、妻に「コーヒーの講習会に千種区へ行くから。」と言うと、「それなら『い志かわ覚王山本店』へ行って、食パンを買ってきて!」と頼まれてしまいました。「そうかパン屋か。」とナビに入力して行ったものの、店内にはパンが一つも並んでいません。なのに、レジに何人も順番待ちをしているので、訳も分からず並んで待っていると、私の前の男性に、「予約をされていないのですか?幸いキャンセルがあるのでお渡しできます。」との会話を聞き、!!!大丈夫?と思いながら「予約が必要なんですか?」と尋ねると、「キャンセルが残り一つあります。」と言われ無事購入することができ安心しました。私の後に並んだオバチャン二人の怪訝そうな顔を横目に帰ってきましたが、なんとも不思議な食パンブームだと呆れるばかりです。