ためしてワセリン!

 NHKで43日(水)放送された「ガッテン」では、『超簡単でとっても意外な対策を発見!今、使っている様々な対策にプラスできるので使い勝手抜群!ツラい花粉症の症状を少しでも和らげてほしいという願いを込めて、新発想の対策』を紹介していました。

 先ずは、花粉症の仕組みについて、「花粉が鼻の中に入ると、外側についているアレルゲンが鼻粘膜に付着し、炎症が起こりますが、同時に花粉は鼻粘膜の水分に触れると割れて、中から別のアレルゲンが出てきます。この2段階の攻撃が鼻粘膜を襲い、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状を引き起こします。」と解説しています。

 そして、対策法として、「今から200年前にイギリスで発見された花粉症の、現在行われている対策として、ワセリンを鼻の穴の中に塗るという方法」を紹介し、イギリスの国民保健サービス(NHS)もこの方法を推奨しているといいます。

 夫婦ともども花粉症に苦しんでいるので、早速薬局へ向かい「白色ワセリン」を購入し、昨晩から二人で実践してみるものの、今朝になって朝食の準備中からくしゃみが出ます。番組内で、現在行っている対策法にプラスすると効果的だというのを信じ、もう少し継続して様子をみようということになりました。同じように花粉症で苦しんでいる人は国民の三分の一もいるそうですから、さぞかし薬局からワセリンが無くなったのではないでしょうか?この番組の旧タイトルである「ためしてガッテン!」のように、「ためしてワセリン!」ってな気持ちで取り組まれる方々も多いかと思いますが、くれぐれも期待し過ぎないように。

 そんなテンション下がり気味で、今朝も焙煎をしながら何気なくYoutubeを見ていると、フレーバーチャンネルの中で珈琲狂が、ケニアのエンデベス農園産ナチュラル(乾式精製)を中深煎り寄りの深煎りで焙煎しています。お店では中煎りで提供しており、中煎り前後の数パターンでサンプル焙煎はしたものの、深煎りでは試していなかったため、じゃあ「ためしてバイセン!」という訳で、焙煎の準備を始めます。

 同じコーヒー豆でも珈琲狂は手廻し焙煎だから、焙煎機を使ったらつまらないので、手網焙煎でやってみます。手持ちの銀杏煎りだと生豆で50g程しか焙煎できないので、ためすには丁度良い量です。焙煎機の横にミニテーブルを用意し、カセットコンロに火を付け遠火の強火でシャカシャカ銀杏煎りを振り続けると、18分過ぎに二ハゼが始まり豆の様子を見ながら煎り止めしました。後は、焙煎機の冷却装置に放り込んで焙煎終了です。

 豆を挽いた時にはナチュラル臭が現れ、「違う豆だぞ!」っていう主張を強く感じますが、抽出したコーヒーは意外にも飲みやすくなっています。焙煎後数日経過した時には香りが変化するはずなので、残り1回分は密封して来週にでも飲んでみましょう。

 「ワセリン」も「バイセン」も「ガッテン」できる結果ではありませんでしたが、何でも「ためして」初めて分かることばかりです。だから、これで良いのです。