rakura(ラ・クラ)を読みながら

 3月11日の過ごし方は人それぞれでしょうが、私は大人のための北東北エリアマガジン「rakura(ラ・クラ)」を読み始めていました。この雑誌は、北東北(岩手・青森・秋田)の地域密着型情報誌で、食・文化・人・自然など、さまざまなジャンルにわたって北東北の魅力を再発見できる情報誌となっています。

 地元の人しか知らなかった通な情報や、週末に役立つ情報など、ラ・クラ独自の目線で紹介し、旅行雑誌やガイドブックには載っていない、北東北の魅力がたっぷり詰まっているのです。数年に一度しか訪ねていない東北の地です。決して自分が東北人になることはできないけれど、忘れたくない場所であることには変わりません。だからこそ、遠く離れた地から雑誌を通して思いを巡らします。

 『時間を潰すためにカフェに行くのではなく、一杯のコーヒーのための時間を作ろう。そう心がけたら、暮らしに少しゆとりができそうだ』、そんな言葉で始まる今回のvol.93 201934月号の特集記事は、「もっと自家焙煎コーヒーを。」です。

■あの街この店■

【岩手】Nagasawa COFFEE / 生豆と焙煎 fulalafu

【青森】Café des Gitanes 古川店 

【秋田】08COFFEE / doppio coffee factory

 いずれも個性ある店づくりがされています。けれど、一番個性が溢れているのが店主であり、店主の顔の見えるお店になっています。

Column あの人のコーヒーが飲みたい■

【岩手】オールドコーヒーの店 機屋

 27年前のオールコーヒーっていったいどんな感じなんだろうか?「コーヒー一杯で世界中どこにでも行けるんだから。」と店主は言うが、ここならタイムトラベルも可能なのかもしれない。

スタンドで味わう日■

【岩手】CAFÉ LAube

【青森】COFFEEMAN good

【秋田】FOG coffee

 こういうスタイルのお店は近くにないから興味が湧きます。コーヒーを飲みながらの風景がきっと違うんだろうか?

■コーヒー・オン・ザ・ロード■

 NōTO GENERAL STORE / 6かく珈琲 / saule branche shinchõ

 炭火の手廻し焙煎って面白そうだけど、自分には遠い存在です。

設計士の小さな店■
【秋田】匙/今井ヒロカズ設計事務所

 匙(さじ)という店名の由来に触れていなかったけど、いったいどんな意味があるんだろうか?設計士だけあって自作の焙煎機で作られたコーヒーも気になります。

 東北には温泉や地元ならではのグルメが満載です。昨年に青森へ行ったばかりだけれど、自家焙煎のコーヒーを飲み歩きたくなり、何だかムズムズしてきます。