ガーデン・ハックルベリージャム

 人間ドッグで休みを取っていた妻から連絡があり、「庭の実をジャムにするから、レシピがどこに載っているの?」と質問してきました。一瞬、庭の実?と思ったものの、春に恩師からもらった苗の「ガーデン・ハックルベリー」のことだと思い出したのです。
 最初は何の苗かも分からず、とにかくジャムになるからと言われ育てはじめ、しばらくして黒くて丸い実ができたこともあって、この苗が「ガーデン・ハックルベリー」だと判明したのです。ブログを読んだ恩師からも「そうだった!」と追認され、なんとか食べられる実であることが分かったものの、一気に黒くならないために今まで放置していたのです。そこで妻が気になってジャムにするからと声がかかり、正直楽が出来ると喜んだのでした。
 ガーデン・ハックルベリーと名前にベリーが付くので、ベリー系の果実かと思ったらこれが全く別物です。見た目には小さなブルーベリーっぽくて、濃い紫色というか黒っぽい果実は一見美味しそうなのに、ナス科のイヌホオズキの一種なのです。ナス?イヌホオズキ?日本に自生するイヌホオズキは一般には食用にされないらしい?この食用にされる品種は海外からやって来たもののよでマズイいらしい!と不安な情報が次々と出てきます。
 しかも、未成熟の実やガクにはソラニンという有毒な成分(ジャガイモの芽に含まれるものと同じ)が含まれているとかの情報もあり、黒くなった実をしばらく放置していたこともあって、未成熟ということはないだろうと安心したり、色々なことを想像したりしていました。でもジャムにするレシピもあるくらいだから大丈夫でしょ!ってな気持ちでいたのです。すると、妻からメールが届きます。
妻:「苦い!!」
私:「砂糖は?」
妻:「レシピ通り入れました」
私:「食べられそうにないか?」
妻:「食べてよ!」
私:「苦いんでしょ!」
妻:「せっかくだからね!」
私:「死なないならね。」
 こんなやり取りの後、自宅に戻って食べることになったのです。で、その味はというと、ジャムが冷めたせいなのか苦味はなくなり、甘いジャムのようなものが完成されています。でも、この甘さは砂糖の甘さであって、実の持つあまさではありません。だってナスの仲間なんですから野菜を甘く煮たって感じなのです。パンに付けたり、ヨーグルトに混ぜるには少し抵抗があり、どうやって避けて通るか思案のしどころといったところです。
 その一方で、この実に含まれる有用成分(ポリフェノール類)は他に群を抜いていることもあり、健康志向の人を中心に注目を集めているようですから、薬だと思って食べてみますか?
 ところで、この苗の出元である恩師の先生は食べたんでしょうかね?