いもようかんを食べながら

 

 今朝は土岐市駄知町にある、妻木屋菓子舗の「いもようかん」を頬張りながら焙煎をしています。実は昨日お客様から頂いたものでして、昨年も9月23日に差し入れしていただいた記録もあり、お店にいながら季節を感じるローカルフードを堪能しています。

 この地方では秋は「栗きんとん」っていうのが定番であり、恵那川上屋が多店舗展開していることから手土産として頻繁に使われますが、やはり贅沢なお菓子なのです。その点、この「いもようかん」は子供のころから馴染みのある庶民のお菓子であり、各町の和菓子屋さんで販売されていたものですが、今では妻木屋だけになってしまったようです。木枠の蒸し器で時間をかけて蒸すため数に限りがあり、「予約しておかないと手に入らないよ。」とお客様から言われるくらいの名物になりました。

  そんなのんびりとした時間とは異なり、朝から北海道での地震災害ニュースが続いています。午前3時の地震発生とあって、明るくなるにつれ被害状況が判明し、その災害の大きさが伝わってきます。昨日の台風21号といい、連続して自然災害の恐ろしさを感じます。だからといって、日々の生活は昨日と変わらないようには始まるのですから、私自身もいつもと同じようにお店を開けることにしますか。