半分、茶色い。

 今朝は、コーヒーゼリー&プリンを作りました。生クリームたっぷりで、ベニラビーンズの香りを閉じ込めたプリンの上に、エチオピアのコーヒーで作ったコーヒーゼリーを重ねた物です。

 「半分、茶色い。」なんて朝ドラ風なタイトルにしたものの、コーヒーゼリーは1/3なので嘘っぽいし、そもそも青じゃないし。これでは便乗商売はできません。(その気もない)

 その朝ドラの主人である楡野鈴愛は左耳が聞こえませんが、今日は両耳の聞こえない聴覚障害者の方が来店され、カウンターに座って色々とお話をすることになりました。テレビのドラマでは脚本家がいて、視聴者が喜びそうなストーリを考えていくわけですが、現実は脚本家などいるわけもなく、今回お会いした聴覚障害者の方は、そんな安直なドラマよりもドラマチックな人生であると感じたしだいです。

 考えてみれば、誰だってドラマの1クール以上の長さの人生を送っており、生まれてから老いて死を迎えるまでには様々な経験をするのですから、朝ドラなんかに負けないようなドラマが存在します。私なんかはリアル人生ゲームをやっているようなものですから、テレビや携帯を使用したゲームには全く興味が持てません。

 そんなリアル人生ゲームの息抜きに朝ドラを見ている私にとっては、「半分、青い。」を茶化して「半分、茶色い。」って遊んでいるくらいが丁度良いのです。