沖縄上陸?

 甥っ子の結婚式に出席するため、親族揃って中部国際空港から那覇空港に到着し、北谷のホテルに行くまでが本日の日程です。先ずは、事前に用意された送迎用バスに乗り込みます。そして、那覇空港から高速道路を利用して約1時間、沖縄本島の東海岸にある勝連半島の付け根の丘陵に位置し、平成12年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された「勝連城跡」に到着しました。

 この勝連城は、琉球王朝時代にこの地で人々に慕われた王、阿麻和利(あまわり)の居城として知られ、首里王府とは異なり、地の利を活かした中継貿易で経済力と軍事力を持ちながら別の道を歩もうとしましたが、最終的には王府の軍勢によって滅ぼされ、衰退していったそうです。

 琉球石灰岩の切石を使った曲線状の城壁を登っていくと、勝連城で最も高い場所にある一の曲輪(くるわ。城郭内にある区画のこと)に着きます。標高約98メートルで、南は知念半島から北は山原(やんばる)までを見渡すことができ、美しい360度のパノラマが広がります。

 次に向かったのが、うるま市にある「海中道路」です。本島から浜比嘉島、平安座島、宮城島、伊計島へアクセスする道路として重要な道路で、全長約5kmの通行無料の道路です。海中道路というので「海の中にある道路」ということだから、「海底トンネル」だと想像していましたが、海に埋め立てて造られた道路で、海の上を走るイメージです。

 そして、北谷のホテルに行く途中に立ち寄ったのが「東南植物楽園」です。ここは、亜熱帯の植物が生い茂る日本最大級の屋外植物園で、1,300種以上の植物が、温室でなく沖縄の自然環境の中で見ることができます。天空に向かって一斉に伸びるヤシ並木は圧巻です。その他にも、楽園自慢の木「バオバブ」や最盛期は満開の美しさを誇る「ハス」、世界一長寿の木「リュウケツジュ」など、ここでしか観ることができない植物を観賞する事ができます。

 そうして、午後6時頃に北谷のホテルに到着しましたが、台風が沖縄上陸か?と言われていただけにどうなるかと思っていましたが、私たち家族の初の沖縄上陸は無地に初日を終えることができました。